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D r.K OJIMA’S VoiceVol.22段階形成のすすめー機械・器材を知り、うまく使った歯内療法ートリプルファイル、オリフィスオープナー、TFファイ小嶋壽東京都中央区開業日本人の歯と欧米人の歯の違い欧米人の歯は、日本人のそれに湾曲部位の違いこうして同じ#46でアメリカ人の歯パイロットファイルはトリプルファイル#20で十分!入り口付近がゆるい湾曲であれば対して大変長いように思う。以前アメリカの女性の歯を治療したときに、下顎大臼歯の歯内療法であったが、三つの根管が25mm~26mmと、大変長かった記憶が残っている。私のオフィスで大臼歯の歯内療法をする際、その作業長を測定すると18mm前後のことが一般的である。と日本人の歯を比べると、作業長の長さの違いだけでなく、湾曲部位の違いが良く解る。たかが一本だけだが、それでもアメリカ人の根管に比べて、日本人の歯では根管口から根管に入ってすぐに湾曲が始まっている。ということは、パイロットファイルを入れたとき、湾曲部でファイルが苦労する。番手を#15、#10、#08のように細いファイルに変えれば、先へ進んでくれるだろう。しかし根管上部1/3で湾曲が大きい場合は、その湾曲部で止まって先に進まない。そこで無理したり、細い番手に変えて先に進めるよりも、湾曲に対応できる入り口の修正をして、無理をせずに進めた方が早道である。図1アメリカ女性の#46。日本人と違い、作業長が26mmもあった!図2一般的日本人の#46。日本人は作業長が平均18mm前後で短い。図3短いところで湾曲しているため、湾曲の角度が大きく難しくなる。図4根尖付近からのゆるい曲線(直線に近い)を描くと、最終的な作業長と形成形態ができる(歯頸部で1mmを確保する)。図5歯冠先端から根管口をクリックし、直線の一番根尖よりをクリックすると、この歯のエンド三角が解る。図6これでこれから始める歯内療法で最初に落とすエンド三角の場所と量が把握できる。.12 .10 .08図7トリプルファイル図8# 2 0トリプルファイル図9K3オリフィスオープナー左から0.12テーパー#25(17mm)、0.10テーパー#25、0.08テーパー#25。