Dental Products News201 page 18/28

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Dental Products News201

使うと便利！低侵襲な抜歯のためにペリオトームの有効活用法小川勝久医療法人社団清貴会小川歯科・天王洲インプラントセンター?東京都品川区開業デュラライトペリオトームのペリオトーム形態と特長ペリオトームの特長薄いブレードの刃先はチタンコーティングされて高い硬度を持つことから、容易に骨と根の間に挿入できる。デュラライトペリオトーム＃1（前歯用）●刃部拡大デュラライトペリオトーム＃2（臼歯用）症例1：左上犬歯の残根抜歯ポイント！一方向からだけでなく、口蓋側や近心・遠心を含めた多方向から、少しずつ丁寧に力を加えてブレードを挿入します。図1：左上犬歯の残根。軟化象牙質が多く診られる。図2：術前レントゲン図3：骨と歯根の間に、ブレードを根尖方向に向かって刺すように挿入する。図4：近遠心・口蓋部等、多方向から力が加わり、挿入できるところを模索する。図5：＃２の薄いブレードを併用しながら多方向から力が加わり挿入できるところを模索し、徐々に深く挿入していく。本症例では、残根状態であったが、抜歯の外科的侵襲による周囲組織・特に唇側骨の温存に考慮した。骨と根の間に、丁寧に前歯用＃１のストレートタイプのブレード部を近心・遠心の隣接部に根尖方向に力が掛かるよう挿入し抜歯を行った。一方向からだけでなく、口蓋側や近心・遠心を含めた多方向から、少しずつ丁寧に力を加えてブレードを徐々に深く挿入していく。この時に＃２の薄いブレードを応用したり、左手指にて唇側根尖部を押さえ、ブレードの力を感じながら力を加減する。無理な力やブレードを捻じるような力を加えると、ブレードの破折を生じることがあるので注意が必要である。