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薬した薬剤の漏洩を防ぐ。2歯質の保護と咬合関係の維持を図る。3隣接面を含む窩洞形成が行われた場合は、隣在歯の移動や傾斜を防ぐ。ことが挙げられ、強度と密着性が求められる。日常臨床の中では上記に加えて、操作性や審美性なども加味されるであろう。この度ヨシダから発売されたデントクラフトテンポシールLは、光重合型の仮封材で単成分のレジンである。填入や形成時にベタ付くことがないためインスツルメント操作が良く、光で重合硬化させるために安心感がある。また除去時は一塊として取り除くことができるためチェアータイムも気にならない。硬化後は強度もあるので、Ⅱ級窩洞の場合の隣在歯移動なども確実に防ぐことで、最終補綴物装着時には最小限の調整だけですむ。インプラント治療時現在、インプラント治療のトピックスは「メインテンス」と「リカバリー」である。加齢や体調の変化によって、口腔内の状況に大きな変化があった場合や万一の時にどう対処するのか、次の一手を考えておくことが重要である。その一つが術者可撤式の上部構造と言えるだろう。デントクラフトテンポシールLは、プロビジョナルレストレーション時のアクセスホールの封鎖や最終補綴物装着時に合着セメントがアバットメント内へ混入するのを防止する目的などに使用している。「次回の通院時までに確実に封鎖されている」「外したい時にすぐ、簡単に外せる」ので、現在ではインプラント治療にも欠かせない材料となった。インプラント症例1図12:この症例は6本のインプラント全てがスクリュー維持による固定のため、メインテナンスが容易で、将来、患者可徹式の構造にも変更できる。インプラント症例2図13:アクセスホール部分にテンポシールLを用いる。レジンでは除去時に時間がかかるため、当院は除去の容易な仮封材を使用。図14:アバットメント装着時図15:アバットメントの着脱に便利なため、当院では仮封材としてテンポシールLをアクセスホールに使用。図16:メインテナンスやトラブル時にもすぐに対応できるよう、最終補綴物の装着には仮着剤を使用する。インプラント症例3インプラント症例2図17:アバットメント装着時図18:アバットメントアクセスホールにテンポシールLを使用することで、セメント侵入を防ぐと共に、アバットメントの着脱が容易になる。図19:上部構造装着