Dental Products News200

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従来、安全にインプラント埋入・即時荷重を行うには大きくフラップを開け「明示すること」が基本でした。上顎前歯部のアプローチには、鼻腔底の位置や前歯凹面を確認することが必須であり、また下顎においてはオトガイ孔の明示、骨幅の確認のために根尖部下方までフラップを開けるなど、直視しながら手技を行うことが重要とされてきました。しかしながら、手術による侵襲が大きく、術後の腫脹、疼痛、内出血などの不快症状が避けられず、患者の負担が大きかったことも事実です。ましてやフラップを大きく開いたところで、骨の中や上顎洞内の中の様相までは判らず、結局は術者の経験と手技に頼らざるを得ませんでした。ところが、2006年頃から歯科用CTが発売され、GPにも設置できるようになり、診断精度とインプラント治療は大きな変革を遂げました。そして2013年、CTは画像の鮮明さ、本体サイズのコンパクトさなど、さまざまな進化を続けています。今回、当院のインプラント治療の変遷と共に、いかに精度の高いCT画像が診断に大きく関わるかを提示したいと思います。図3:テンプレートを作製し咬合を診査・診断すると共に、顎の安定を図る。図4:テンプレートをラジオグラフィックガイドに置き換える。図5:ノーベルクリニシャンでシミュレーションを行い、ノーベルガイドを作製する。図7:ダブルサージカルテンプレートテクニックとトリプルアンカーピンテクニックでフラップレスで手術を行う。図8:手術直後にプロビジョナル装着。その後6ヶ月予後の安定を待って、最終補綴物に移行する。図9:最終補綴物装着図11:ファインキューブE2は管球焦点0.2mm。図12:上顎洞壁の状況が良く判る。図13:皮質骨の状態、根尖の状況などが判る。図17-1:鮮明な画像だからこそ、術前のプランニングがより精密にできる。図17-2:術前プランニング通りのインプラント埋入が可能。図18:ファインキューブE2によるパノラマ画像