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理事長山脇裕先生院長本田領先生あおい矯正歯科京都府京都市開業SonicareAirFlossInterview患者さんにストレスなく手軽に使用してもらえる。日々変化する口腔内のプラークコントロールは難しい。磨けていない箇所を指摘し、「もっときちんとブラッシングしましょう」と指導すればするほど、患者さんと医院の距離が離れ、信頼関係構築が難しいように思います。患者さんはどなたも一生懸命にブラッシングしてくださっています。ただ複雑な矯正装置が入った口腔内、装置調整直後の痛みのある口腔内と、日々変化する口腔内に対して、確実なプラークコントロールはテクニック的に難しいだけなのです。当院では「より簡便に、毎日継続して、確実なプラークコントロールができること」が目標です。そのため、ホームケアも治療システムの一つとして組み込み、齲蝕や歯周病にさせないよう、ホームケア製品の指定まで行っています。当院のエアーフロスの活用矯正装置装着時、ブラケット周辺やワイヤー直下と共に、歯間部は重要なブラッシングポイントでありながら、歯ブラシではなかなか磨けない箇所であることは周知の通りでしょう。当院では、歯間部のプラークコントロールのために、マルチブラケット装着の患者さんに使用してもらっているのが『ソニッケアーエアーフロス』です。ここに当院の使用法を紹介します。当院で配布している『ソニッケアーエアーフロス』の使い方◎『エアーフロス』は、1日1回就寝前の使用を原則とします。◎タンクにコンクールを入れて使用します。◎バンドやブラケットなどが入っているようなところは、1箇所5回噴霧、装置が入っていない箇所は3回を目安に噴霧させます。◎ワイヤーが入っている箇所はノズルの先をワイヤーに沿うように指導します。『エアーフロス』の1回の注水量はティースプーン1杯ほどで、1箇所1噴霧であれば一口腔使用できるとのことですが、当院は上記のように指導していますので、片顎で1回の注水となります。歯科衛生士がエアーフロスの当て方や使い方を指導します。その後、鏡を見ながら患者さんご自身にも行ってもらう。使用後はコンクールが残留しないように水を通す、タンクの蓋は開けたままで保管するなど細かな使い方も指導します。『エアーフロス』は食物残渣、プラークなど歯間部の汚れが飛び出してくることが実感でき、爽快感も得られることから患者さんの継続使用につながっています。また、使用する水の量がごくわずかなため、水が口腔内にあふれるようなことがなく、どなたでも手軽に使用できることが特長です。歯の健康を維持し、かみ合わせの改善による機能向上と審美性を含めた矯正治療を行うための前提として、齲蝕予防は最も重要であると位置づけています。