Dental Products News200

Dental Products News200 page 16/28

電子ブックを開く

このページは Dental Products News200 の電子ブックに掲載されている16ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
Dental Products News200

ユーザーインタビュー■■エクセラスマート3次元の診断で、より精度の高い臨床が可能になった。梅村匠先生うめむら歯科医院/東京都江戸川区開業再生療法の予知性や術式を事前に把握できるようになった。『エクセラスマート3D』を導入し、3次元の診査・診断があらゆる症例で、より精度の高い臨床が可能になったと実感しています。その一つが根分岐部病変への対応です。根分岐部病変の診断は、デンタルやパノラマ画像では骨や歯根が重なってしまい正確に診断することが難しい場合が多いです。しかし、CT画像で事前に3次元による正確な診断ができれば、患者さんへの治療の提案も確定したものとなり、患者さんの医院への信頼、手術や治療への不安が払拭されることでしょう。骨欠損の部位が明確になり変わったことは、手術の仕方そのものです。例えば、手術を行う上での注意点としては、歯間の骨欠損直上には切開線を入れないことが基本です。歯間部に切開線を入れる場合には、歯間乳頭を極力喪失させないように配慮します。根尖病変の診断がより正確になった。感染根管処置で根尖病変の状態をより正確に把握することができるようになりました。レントゲン上ではそれ程大きくないように見える根尖病変でもCTを撮ってみると実際は大きく広がっていることがよくあります。歯根破折やパーフォレーションが見つかることもあります。CTから得られる情報で、より正確に予知性を判断し患者さんにお伝えすることができます。診断が正確になることで抜歯になるケースでも患者さんご自身で納得して頂けるようになりました。『エクセラスマート3D』は診断の基本。パノラマ画像が鮮明。3次元での診断の重要性はいうまでもありません。今回私が『エクセラスマート3D』を導入した理由の一つに、パノラマ/セファロ画像の鮮明さが挙げられます。まずは、パノラマで診断が可能であればそれにこしたことはありません。そのうえで、さらに詳細に診断したい場合には3Dを撮影しています。また画質の鮮明さに加え、レントゲン室の拡張をせずに『エクセラスマート3D』はセファロ撮影までできる機種であったことが、当院の導入の決め手となりました。図1:当院が導入したエクセラスマートは、パノラマ・セファロ・CTが撮影できる複合機。図2-1:歯周組織再生療法の術前CT右下第一大臼歯に頬側からの根分岐部病変と近心根に垂直的骨吸収が認められる。図2-2:フラップを開いた状態切開線を舌側に入れることで欠損部の上に切開を入れることを避けることができる。図3:レントゲンでははっきりしない根尖病変でもCTで確認すると、近心頬側根の根尖部で骨が大きく吸収していることがわかる。図4:歯根破折とパーフォレーションは存在と部位を正確に把握することができる。図5-1:鮮明なパノラマ画像はCTを撮る前の診断には不可欠である。図5-2:下顎埋伏智歯と下歯槽神経との位置がはっきりと確認できる。図6:ソケットリフトして埋入したインプラントの術直後の状態を確認することができる。