Dental Products News199 page 6/28

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Dental Products News199

ルクサコアZ-デュアルを活用するジルコニア含有レジンコアルクサコアZ-デュアルの可能性症例１：下顎右側第２大臼歯に自発痛、咬合痛を主訴に来院図1図2図3不適合クラウンと大きなメタルコアが装着されている。近心根根尖部には破折ファイルがあり、歯根膜腔の拡大、白線の消失が認められる。また、遠心辺縁歯肉の位置が高く、臨床的歯冠長が短いことも推察される。クラウンを除去したところ。遠心部の臨床的歯冠長が短く、根管治療後に歯冠長延長術が必要と考えられた。顕微鏡ではメタルコアと髄床底の境界を視認できるのでこれだけ深く、大きなメタルコアでも安全に除去することができる。図4図5図6メタルコアを除去したところ。髄床底にほとんど傷はついていない。ルクサコアZ-デュアルブルーを用いて、レジン隔壁を設置した。近心根根尖部の破折ファイルを除去することができたが、破折片は遠心根管へ落下してしまった。レジン隔壁とラバーダム防湿の設置により、このようなトラブルが発生しても誤飲させることはない。図7図8図9除去した破折ファイル片。根充後レントゲン写真。顕微鏡と超音波機器の使用により、最小限の根管拡大で破折ファイルが除去できたことがわかる。根管治療後、隔壁を除去する際、歯質と色の違いが明白なので削除しやすい。図10ルクサコアＺ-デュアルにて支台築造完了。この後、最終形成へと移行する。