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インプラント治療を正しく、きちんと理解して欲しい。上田秀朗先生うえだ歯科/福岡県北九州市開業CTは術者の診断だけのツールではない。「パノラマだけでも診断は十分可能」「今まで失敗したことがない」という術者の診断力や経験、技術だけでは、「安心・安全なインプラント治療」と謳えるのが難しい時代となったように思います。当院はメディカルビルに開設しているうえ、10 0メートル以内に3軒CTを設置している病院があるため、インプラント治療にCTは不可欠だが、自院のCT設置は不要と考えていました。しかし、今やCTは術者が手術のための必要な資料という位置付けだけではなく、患者さんがご自身の口腔状況と治療を理解いただくためのツールとして、3次元画像を活用する必要性を実感しています。患者さんに正しい知識を理解いただくためにインプラント治療に対して、マイナスのイメージや間違った情報、情報過多から不安が増大している患者さんが多いことも事実です。反面、治療の選択肢の一つとしてインプラント治療があること、またその恩恵を受けている患者さんが多いことも事実でしょう。私たちは患者さんに対して、どの程度のリスクがあるのか、どのように安全な手術を行うのか、真摯に提案していく必要があるでしょう。そのためにもCT診断が不可欠な時代です。患者さんやそのご家族にもインプラント治療について理解を深めていただくためには、3D画像が一番インパクトがあり、ご理解いただきやすいのです。撮影後すぐに3D画像が見られ、よりリアルに患者さんに動機付けができる機種、それが『ファインキューブ』でした。より安全な治療のためにできることより安全に行うためのツールのもう一つが、ガイデッドサージェリーの活用です。事前にシミュレーションソフトで安全性・予知性・審美的にベストと考えられるプランニングを行い、それを確実に実行するためのサージカルガイドの活用によって、患者さんに信頼いただけるインプラント治療が行えると確信しています。このようにさまざまなシミュレーションソフトをストレスなく運用できることも『ファインキューブ』導入の決め手となりました。どのような治療も患者さんのご理解と協力がなければ成り立ちません。将来にわたって「治療して良かった」と思っていただけるために、患者さんと術者の相互理解が重要であると考えています。