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根管形成の三要素1肉眼治療その第一は、肉眼治療である。最後臼歯でも、その近心頬側根管口を肉眼で見えるようにするため、天蓋除去後バーを横に倒して近心頬側の隅角部から、歯頸部までの距離の半分(2mm程度)を削り、それを遠心歯冠方向へ立ち上げるように近心頬側壁を削除する。近心頬側にできた厚みを内側から削除すれば、直視下で根管口が見える。根管形成の三要素2近心操作上下大臼歯の近心頬側根管では、根管形成が終わった時には、根管に入れた規格形成時に使ったファイルが、必ず歯冠部から根尖にかけてずっと近心頬側内壁に寄り添うように入っている。コンピュレイで見ると、最初より挿入方向が軌道修正されているが、この近心頬側方向への修正で、近心からの仕事に変わってきたことが解る。根管形成の三要素3直線形成結局、近心頬側根管のエンド三角である近心頬側内壁を削除することにより、挿入したファイルが軌道修正されて、より近心頬側から入るようになる。まだ根尖まではまっすぐになった訳ではないが、最初の根管に比べて入り口からの直線の距離が伸びたことになる。エンド三角を削除すればするほど直線が伸びて形成しやすくなる。図10エンド三角を除去したとたん、根管形成の三要素が確保される。図11天蓋を除去した直後にファイルを入れると、規制する壁があるため入っていかない。図12コンピュレイで見ると、規制している壁が良く解る。図13入ったファイルの先端から根管口を結ぶと、規制している壁の量が解る。図14規制しているエンド三角を除去した直後の根管口。図15ここでファイルを入れると、スッと根尖方向へ入ってしまう。サイズ1520 25 30 35 40 45 50 55 6021mm25mm30mm図16すぐにジャスティⅢで根管長測定と根尖幅図17根尖幅を測った番手より三番手上のK3 XF図18K3 XFのラインナップ。を確認する。で根尖付近の規格形成。