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ユーザーインタビュー■InterviewPANOURA19■パノーラ19あらゆる情報を把握し、公開することが歯科診療の信頼につながる。中島稔博先生なかしま歯科クリニック/福岡県北九州市開業P決め手はセファロのオートトレース機能当院は北九州市内から車で30分ほどの住宅街にありますから、1歯科医院で口腔内全体のトータル治療ができることが求められます。そのため私は顎咬合や歯内療法をはじめとする基本治療を学ぶと共に、矯正治療や審美修復治療、インプラント治療の研鑽を積んできました。当院で『パノーラ19 3D』を導入した理由は3次元的な診断が可能なだけでなく、セファロ撮影が可能であったこと、オートトレース機能が搭載されていたことでした。『パノーラ19』に搭載されているオートトレースは、私が主として診断しているツイード法はもちろん、矯正の代表的な解析方法5種類が搭載されています。またその解析の信頼性は高いうえ、もし代表的なトレース法の変則であったとしても自身でポイントを変更できることも臨床上では有効なことだと思います。GPが矯正治療も行うことは、忙しい日常臨床においては大変ではありますが、メリットも多いのです。例えば、審美修復治療を行う際の歯頸線の位置の調整、咬合の問題を解決するための矯正治療や補綴前処置としての矯正治療など、一担当医だからこそ考慮が可能となる症例においては、臨床上の優位性も大きいと考えています。やっぱり違う。外科の診断。埋伏智歯の抜歯など、今まで下歯槽管に近いようなケースでは、大学病院を紹介し、危険は犯さない、より安全な治療を心がけてきました。しかし3次元で診断することで、本当は安全なケース、本当に危険なケースが明確に診断できるようになり、このようなケースは自分でもできるという、自分自身のスキルも明確になったように思います。また、根管治療において根尖病変や症状が消失しないケースにおいてもCT画像は有効です。実は破折があった、副根管の存在、ボーンハウジングからの逸脱など、原因究明と処置ができるようになり、患者さんへの説明も明確になったと実感しています。患者さんの理解度が違う。3Dの立体像は患者さんにわかりやすく治療と現状を理解いただくことができます。また私たちは一歩進んだ治療を提案させていただくことが可能となりました。さまざまな情報を公開すること、それが歯科治療に対する信頼と安心につながっていくと考えています。矯正治療・インプラント・根管治療までさまざまな診療に役立っている。特に、根管治療(右画像)は、根尖のみが顎骨から飛び出しており、CTなしには原因が究明できなかった症例。