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バーの種類とその用途、および使用上の注意点を考察するちょっとしたコツで大変身!タービンとマイクロモータの上手な使い方!第2回中嶌裕明海大学歯学部歯科生体材料学分野教授長谷川健嗣明海大学歯学部歯科生体材料学分野非常勤講師前回では、エアタービンとマイクロモータの生い立ち、および構造の違いによる性能特することが大切であると述べました。今回は、バーの種類とその用途、および使(mm)。他方、マイクロモータHPで用いるHPバーまたはCAバーのシャンク径はφ性を「T-N特性図(トルク-回転速度特性表記および注意事項用上の注意点について説明いたします。2.53(mm)となっています。図)」や「N-W特性図(回転速度-仕事率特切削部の構造による違いでは、「ポインバーの種類□スーパーコースからffffまで性図)」を用ダイヤいて粒説子明のしました。大きさは使用目的に合わせて7タイプが用意されています。ト」はFGダイヤモンドポイントに代表されるよ(溝色) (例)(主な掲載頁)特に、エアタービンの最大仕事率は25万バーの種類を説明するには幾つかの分けうに、切削材(ここではダイヤモンド粒子)をスーパーコースブラック……最もダイヤ粒子の粗いタイプRA-13LRSuper coarse概形成・金属除去用(P17)回転毎分付近に発生しますので、その付近方があるかと思いますが、ここでは、「シャンクバインダー(ここでは主としてN i)でバー材にSグリーン……概形成SA-13Lコース(P18)の速度(20万~35万回転毎分)をCoarse維持しな形ブルー………状(径を含む)」と「概形成・切金削属部切削の構造(材質MA-10M)」(P18)固着(ここでは電着)したものを言い、他方、ミディアムがら切削することが重要であること、FGダイの2つに無A -13LMedium分けて話を進めたいと思います。「バー」はカーバイトバーに代表されるように、ファインレッド………仕上用A-13L fヤモンドポイントの使用時には、f十Fine分な冷却まず、シャンク形状による違いでは、前回述(P3~13)〔タングステンカーバイト(金属炭化物)材エクストラファインイエロー……仕上用ダイヤ粒子40~50μA-13L ffffスプレーと適切な押し付け力(200gf:ボールExtra fine(P3~13)べた通り、エアタービンで用いるFGダイヤモの〕切削部に刃が付いている(刃物形状にウルトラファインホワイト……ダイヤ粒子の20~30μA-13L ffffff Ultra fineコンポジット仕上用(P19)ペンやシャープペンで書くときの筆圧)を意識ンドポイントやF Gバーのシャンク径はφ1.60なっている)ものをさします。もっとも、国際規ハイグロスポリッシングブルー………ダイヤ粒子の10μHGP1ffff High-gross Polishing最も粒子の細かいタイプ使用上の注意○製品欄に表示された最高回転数以下で使用して下さい。45印のバーは(エアーベアリングタービン( F Gコントラ)で使用出来ます。(ノーベアタービン))(ボールベアリングタービン(エアータービン))30印のバーは( F Gコントラ)で使用出来ます。(ボールベアリングタービン(エアータービン))16以下印のバーは( F Gコントラ)で使用出来ます。(P37)○ハンドピースにバーを挿入する場合、ハンドピースメーカーの指示に従い、チャック奥底迄確実に挿入して下さい。途中で止めての使用は危険ですので、絶対にしないで下さい。○バーの挿入が圧入式の場合、特に細いバーは先端を突きあてての挿入はしないで下さい。○治療前に必ず口腔外で予備回転を行い、ブレのないことを確認して下さい。ブレを認めた時には危険ですのでただちに使用を中止して下さい。○強く押しつけず、十分な注水下、ソフトタッチ(フェザータッチ)で断続的に使用して下さい。○目の損傷を防ぐために保護眼鏡等を使用して下さい。○いつも正常なハンドピースを使う様心がけて下さい。ハンドピースのチャック、軸受の摩耗によるチャック自体のブレに常時ご留意下さい。ブレを認めた時には危険ですのでただちに使用を中止し、メーカーの指示に従いカートリッジの交換を行うか又はメーカーによる点検を受けて下さい。○A4版の「医療機器添付文書」が有ります。製品を安全に使用して頂くための注意事項が記載されておりますので、必要な場合には弊社までご請求ください。○fffタイプは歯牙の最終形成に用いる仕上げ研磨用バーです。金属部分の形成には使用しないで下さい。金属部分の形成に用いますと、ダイヤ粒子上に金属が付着して、発熱、ダイヤ粒子の脱落を起こします。滅菌・消毒について○使用後は、防錆洗浄液、精製水を用いて器具に付着した血液、体液、組織片を速やかに除去して下さい。○オートクレーブ滅菌器を用いて滅菌をして下さい。加熱滅菌器(オートクレーブ滅菌器など)の乾燥温度に十分に注意して下さい。高温の乾燥は、器具が変質または変色することがあります。○薬液消毒を行う時は、薬剤の添付文書に書かれた用法、用量を守ること。薬剤の種類によっては、金属素材に影響を及ぼすことがあります。○乾熱滅菌及び塩素系の消毒液に浸漬しての滅菌は行わない出下さい。○洗浄、消毒、滅菌後は水分を除去し、必ず乾燥させてから保管して下さい。水分が付着したまま長時間放置すると、錆び、シミ等の原因となることが有ります。○滅菌済のものを貯蔵・保管するにあたっては、再汚染を防ぐため清潔な場所に保管をするとともに、滅菌の有効保管期間の管理を行って下さい。○電気分解を要因とした錆を防ぐため、材質の異なる器具を一緒に保管しないで下さい。製品の廃棄について○使用済みの歯科用ダイヤモンドバーは、「廃棄物の処理法に基づく感染性廃棄物処理マニュアル」(環境省)に従って適切に管理し、専門業者に依頼して廃棄処理して下さい。○医療廃棄物の廃棄は、取扱い作業者の危険防止のため、堅牢な収納容器に入れて廃棄して下さい。図1:「最高回転数の表示・色分け、および使用上の注意」の例。最高回転数の低下に従って使用できるハンドピースが限定されてくるのが分かる。