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Sonicare Clinical Adviceインプラント周囲歯肉メインテナンスにソニッケアーセンシティブブラシミニを応用田内友貴歯科衛生士菅井敏郎院長/銀座UCデンタルインプラントセンター東京都中央区開業我々歯科衛生士は、メインテナンスにおいて周囲歯肉の状態によってホームケアの道具を選び、患者さんに提供しなければならない。インプラント手術後、口腔内の細菌叢を減らし、細菌感染による創面の治癒阻害の防止、術部以外の歯が混在する口腔内のケアのために、我々歯科衛生士がプロとしてホームケアのh o w t oをお伝えしなければならない。周知のようにインプラントやその上部構造は天然歯と異なる。インプラント埋入位置や角度によってその上部構造へのカウンターが大きかったり、顎堤の著しい吸収がある場合のボーンアンカードブリッジの歯肉色基底面と歯肉のタイトな接触など。脆弱と言われるインプラント周囲歯肉を傷付けずにケアしたい。特に手術後の創面は周囲組織を正常な状態に戻そうと細胞が働いている状態。擦過傷を作るのは新たな傷を作ることになるので良くないが、そこに細菌が停滞するのも良くない。筆者は、ホームケアにおいてその使用方法を正しく把握できるのであれば音波歯ブラシに勝るものはないと考えている。今回、?1回手術法でヒーリングアバットメントを立てた術後周囲歯肉?ボーンアンカードブリッジ基底部接触歯肉?プロビジョナルから最終補綴物装着、その後の周囲歯肉上記の症例写真を挙げて、インプラント周囲歯肉メインテナンスにソニッケアーセンシティブブラシミニの応用の有用性を述べたい。当院の患者さんは電動ブラシを使用している方が多く、PCRも低くPCが非常に良い。ただ普段から音波歯ブラシを使用している患者さんも、その音波振動をインプラント手術後に危惧する患者さんは少なくない。今年の6月に発売開始したフィリップス社ソニッケアーセンシティブブラシミニはそんな患者さんの懸念をいとも簡単に拭い去ったように思う。センシティブブラシミニはブラシが軟毛でしなる、ブラシヘッド部が小さいので毛先が細かい部分にアプローチしやすい。軟毛が故の物理的清掃力の低下を音波の振動周波による清掃力がカバーしてくれる。実際に実験としてインプラント術後、縫合部の歯肉の癒合がある程度確認できた段階からセンシティブブラシミニ図1図2図3図4-1ダイヤモンドクリーン。センシティブモードとセンシティブミニブラシの組み合わせでデリケートなブラッシングが可能。ヒーリングアバットメントの周囲にアプローチ。ブラシが小さくドーム状なので歯肉の擦過の心配が少ない。テックの下のヒーリングアバットメントの清掃。パントモからカンチレバーなど上部構造の形態を把握。図7図8-1図8-2図9-1コーンビームCTから立体的に上部構造を把握し、TBIやメインテナンスをしていく。模型にてセンシティブブラシミニの方がアプローチしやすのがわかる。スタンダードサイズ。#22セメントリテインの上部構造にアプローチ。歯肉が貧血しない程度の力でしっかり毛先が入り込む。