ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

Dental Next Action 7

4歯科医院でできる!簡単な質問で糖尿病患者のリスクを見極める随時血糖300mg/dL以上のサイン5チェアサイドですぐに気づく舌脱水所見の経過初診時治療開始5日後このような症状がありませんか?1夜間頻尿(1~3時間おき)2こむら返り(夜間~朝方)3脱水所見(舌の乾燥と尖鋭)HbA1c 14.7%随時血糖566mg/dL随時血糖312mg/dL歯科医院で必ず聞いて欲しい。上記の症状がある場合、血糖値は300mg/dL以上の可能性が高く、抜歯やインプラント治療などは禁忌である。簡単な問診と口腔診査で、治療リスクを回避することができる。唾液の粘度が高く、粘膜が乾燥し舌房が小さいケースは舌脱水の所見であり、重度の糖尿病患者の可能性が高く、味覚障害も疑われる。4の症状があれば直ちに内科受診を勧めて欲しい。6歯周治療によって糖尿病が改善された一例42歳男性インスリン治療中HbA1c10.4%入院中に歯科治療を受け、糖尿病が劇的に改善した症例。7当院の受付ホームケアは糖尿病治療の一環であるインスリン総量(単位)上顎歯周治療下顎歯周治療3022.5157.501 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14入院後経過日数300300240240180180120120606000朝食前朝食後昼食前昼食後夕食前夕食後朝食前朝食後昼食前昼食後夕食前夕食後血糖値(mg/dl)血糖値(mg/dl)歯周治療を行ったことで劇的に糖尿病が改善された一例。歯科医院でのスケーリング・ルートプレーニングの基本治療で炎症のコントロールを行うことは全身の炎症のコントロールにつながる。炎症のある患者には歯科医院の受診を、ホームケアではクラプロックス歯ブラシと歯間ブラシを推奨している。すべて糖尿病治療の一環である。8当院の待合室歯間部のプラークコントロール9医科と歯科医院との連携が大切歯周病が良くなることで、糖尿病症状も軽減される?????血糖値が下がる正常な味覚が戻ってくる野菜やご飯がおいしくなる体を動かしたくなる糖尿病が良くなる適正サイズの歯間ブラシを用いて、歯間部のプラークコントールを行うことが重要であると情報提供を行っている。歯周病が良くなると、味覚・唾液分泌・咀嚼機能が改善される。これからの歯科医院は、「医科」「栄養士」との連携ができる場になると考えている。コラム1本のクラプロックスから人生が変わる学校検診でいつも磨き残しがあると指摘されていた女の子。クラプロックス歯ブラシがかわいいと、家と学校でのブラッシング習慣が身に付いた。きちんとブラッシングできていると誉められたことをきっかけに、「歯磨き」をテーマにした夏休みの自由研究が入賞し、歯科医になりたいという夢につながった。たった1本の歯ブラシから少女の夢が始まった。そんなこともあるんだな。