ブックタイトルDENTAL PRENEUR 2017 Spring

概要

DENTAL PRENEUR 2017 Spring

長年模索していたメタルフリー治療が可能に。VOICE3私自身が金属アレルギー罹患の経験があることから、これまでも患者様に対してメタルフリーの治療を薦めていきたいという思いが非常に強く、金属アレルギーのリスク要因である口腔内のメタル除去の必要性を患者様に訴えていく手法を模索しておりました。こうした中で、長年お付き合いをさせて頂いている提携先の技工所の方から光学スキャナーの重要性に気づかされました。光学スキャナーを用いることで、より患者様の負担が少ないメタルフリー治療を薦めることが可能になりました。今後、光学スキャナーの運用はまだまだ可能性が広がっています。その可能性を提携先の技工所の方々と協力しながら、治療に役立てていきたいと考えています。わたなべ歯科医院（埼玉県上尾市）渡部裕之先生導入実績●トロフィー3 D Iシステム自分たちのペースで運用を始めました。VOICE4かしやま歯科医院（神奈川県川崎市）樫山大祐先生導入実績●トロフィー3D Iシステム●トロフィーカム導入のきっかけは、ヨシダのレセプトPC担当者の方からの薦めでした。当初は、患者数の問題からCAD／CAMシステムを取り入れても、デザインや加工を実施する時間が確保できないのではないかと思っておりました。初めは口腔内ダイレクトスキャンではなく、模型をスキャニングし、口腔内にセット前に模型上で試適を行うなど、私たちのペースで少しづつ運用を行っておりました。他方、作製本数を計算してみると、最初の2ヶ月弱で20本弱作製していることに気がつき、導入当初に想定していたイメージよりも多く作製していることに気づきました。現在は、多くのケースで口腔内のダイレクトスキャンを実施し、模型レスで口腔内のセットを実施しております。県外からの問い合わせも増えました。DT'sVOICEトロフィーカムを使用して、約3年半になります。この間、この加工機だけで切削した補綴物は1,000ケース以上です。トロフィーカムは主に保険のCAD／CAM冠作製用の加工機として活用しております。また、2015年冬に導入したアークティカエンジンは主にジルコニアやe.max等を切削しており、トロフィーカムと用途を使い分けて運用しています。また、CAD／CAMを導入してから光学スキャナーのデータのみで補綴物を作製する機会も非常に増えました。データのみの運用ということもあり、取引医院様も県内だけでなく、県外からの問い合わせ件数も増加しました。今後、光学スキャナーが普及するにあたり、データ受け入れ先の技工所の必要性がより高くなっていく中で、日々運用面の向上を目指しております。セラミックスタジオ横浜（神奈川県横浜市）黒川寛子歯科技工士導入実績●トロフィー3D Iシステム●トロフィーカム●アークティカエンジン8