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概要

DENTAL PRENEUR 2017 Spring

院内完結患者さんへの説明ツールとしても活用できる私自身、嘔吐反射が強いので、患者さんの口のなかに鏡を入れて一眼レフで全顎撮影ということはしません。トロフィー3DIプロを使えば、患者さんに不快感を与えずに口腔内を簡単・綺麗・スピーディに撮影することができます。これは「パウダーが不要」という性能のおかげですね。パウダーを使わないから、口腔内をカラーで捉えることができ、患者さんにリアルな口腔内を見せることができるんです。だから、軟組織まで撮影してインプラントのシミュレーションに応用することもできます。3Dの画像がカラーになることで、患者さんもご自身の口腔内のイメージがつきやすいのではないでしょうか。患者さんに口腔内状況を説明する際、従来は石膏模型で見せていましたが、トロフィー3DIプロで全顎撮って見せることが可能になります。しかもレントゲンと違って、視線の向きを自由に変えることができます。また、患者さんに咬合状態を見てもらうこともメリットの1つで、矯正の必要性や咬合接触関係などわかりやすく説明できるので、+αの場面で活用することは多いですね。その日のうちに、いつもと同じ生活が送れるようにしてあげたい歯科医師に一番求められていることは、機能回復だと思っています。当然、審美的な要因は不可欠になりますが。自分の歯できちんと噛める状態、いつもと同じ生活を送ることができるようにしてあげるということ。その目的から考えると、初診の日に治療して、その日のうちに噛めるようになれば、患者さんにとって大きなメリットですよね。「歯科医院に行く」という行為は、行く前の準備や移動も含めたトータルの時間で考えると、非常に多くの時間を消費してしまいます。何度も通院を繰り返すのではなく、1回の治療で痛みや不便さから解放することができたら、患者さんのストレスは大きく軽減されると思います。当院では、基本的に少ない回数で治療を行っていきたいと考えています。もちろん、適当な診療はしないし、義歯のように回数が必要な治療もあります。でも、例えば1歯だけの修復・補綴治療の場合は、プロセスを短くできるのではないかと考えたのです。そのために必要な設備投資はこれからも続けていきます。10