ブックタイトルバリューゴルフ2月号 関東版

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概要

バリューゴルフ2月号 関東版

Muto Toshinori Special Column Lesson好評連載第150回読んで納得!試して満足!武藤俊憲プロのseason5キャッチ・ザ・グリーン柔らか頭でゴルフをしませんかスペシャルコラムレッスン「武藤流」最新ドライバー使いこなし方をお教えしますったりする動作は適していません。特に、ダウンスイングで左腕とシャフトの成す角度を鋭角にして振り下ろす「タメ動作」は、フェースが開いた状態でインパクトを迎えやすくなることを理解してください。フェース面を閉じようとしても閉じにくいクラブ性能を備えているので、右方向へ打ち出すことになってしまいます。コックを使って縦に振るダウンスイングよりも、アドレス時の手首の角度を変えずにバック最新ドライバーヘッドは大型化し、シャフト軸の延長線上(フェース面)から重心位置までの距離がとても長くなっています。ヘッドの大型化によって、慣性モーメントもルール規定極限5900の数値を売りにしたモデルが発売されています。ゴルフクラブにおける慣性モーメントとは、一体何なのかを整理しておきましょう。慣性モーメントは「ヘッド左右」「ネック軸周り」「クラブ」の3つに大別されます。「ヘッド左右」慣性モーメントが高いと、芯を外した時に起こるヘッドのブレが少なくて済む効果があります。「ネック軸周り」慣性モーメントが高いクラブは、急激なヘッドの開閉(ターン)動作がしづらいため、直進性が高い。「クラブ」慣性モーメントは高いほど、動き出したらより大きなパワーが生まれるため、飛距離を期待できるものの、その反面、抵抗が大きくなるためスイングのしづらさが強まります。それぞれの特徴をまず頭に入れておきましょう。ゴルフクラブに関する慣性モーメントの大小を車に例えるなら、慣性モーメント「大」の最新大型ヘッドが大型トラック、同「小」のメタルヘッドが軽自動車です。時速80キロで大きなカーブを迎えたなら、大型トラックは早めにブレーキを掛けてスピードを落とし、ハンドルをゆっくり切りながらカーブに入らないと曲がり切れません。しかし、軽自動車なら小回りが効きますから、大型トラックほどスピードを落とさなくても、ハンドルをある程度急に切ってもカーブを曲がることができます。大型ヘッドは急激なスイング動作に反応しづらい。フェースを開いて閉じたり、コックを使新しい楽器が誕生すると、新たな音楽が生み出される。ゴルフではクラブやボールが進化するとスイングは次第に変わってきた。パーシモンヘッド時代はC字型、メタルヘッドが主流になるとI字型とフィニッシュフォームだけを見ても大きく様変わりしている。超大型ヘッドのドライバーがトレンドになっている今、どうスイングするのが正解なのだろうか。クラブを遠回りさせて振り下ろし、ボールを横殴りするイメージ12