ブックタイトルバリューゴルフ10月号 関東版

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概要

バリューゴルフ10月号 関東版

 右のイラストのように左手でパターを持ち、パターフェース面を真上に向け、右手でボールをポンポンとパターフェースの上で跳ねさせてみてください。 心地よい音を奏で、感触が最も柔らかい地点、それがスイートスポット=芯です。芯を見つけ出したら、今度は芯の周りでボールを跳ねさせてみましょう。スイートエリアがどれくらい広いかを確認するのです。芯を外せば感触も打音も悪くなります。パターフェースのどの地点でボールをヒットしたら良いのか把握出来ましたよね。 さあ、次はパターストロークを整えましょう。 前述したようにヘッドアップは、ショットと同じく様々なミスを招く元凶となります。体や軸が動いてしまうことも芯を外してしまう原因となります。 これらのミス原因を防ぐには、1メートルの距離のショートパット練習がお勧めです。 このショートパット練習は距離感よりも芯で打つことを最優先させるのがキーポイントです。 振り幅はアドレス時の足幅程度と小さく、上体をそれほど大きく動かすことはありません。ボールをしっかり注視さえしていれば(決して見過ぎて前傾角度を深めないことが大前提)ヘッドアップすることもありません。 パットでは、「ボール位置を左目の真下にセット」するのが基本とされています。しかし、この金言が時には災いと化すことがあるので注意も必要なのです。なぜなら、左目でボール位置を確認してからアドレスを完成させる際、利き目の右目で見るようにスイッチし、目線がズレてしまうことでヘッドアップを誘発するからです。 構えてから右目を閉じ、左目だけを開けてショートパットを打ってみましょう。スイングと同様に、パターヘッドをフィニッシュ位置まで振り抜くことに徹してください。 体を前後左右に動かさずにストローク出来るため、結果として芯でボールをヒットできるようになります。心地良い打感と打球音、正しいストロークをこのショートパット&片目閉じ練習で体に染み込ませてください。ラウンドでのパット数が劇的に減るはずです。イラスト ◎太田 秀明1978年3月10日生まれ、群馬県出身。私立前橋育英高校卒業後、ツアープロを目指して研修生となり、01年10月にツアープレーヤー転向。03年にツアーデビュー。06年マンシングウェアオープンKSBカップでツアー初優勝を飾り、同年には全英オープンにも出場。得意クラブはドライバーで、爆発力ある豪快なゴルフが魅力。16年は日本プロゴルフ選手権2位をはじめ、ベスト10入り6回を数え、賞金ランキング13位。19年にはパナソニックオープンで見事優勝し、通算7勝目を飾った。身長173センチ、体重76キロ。所属フリー。武藤 俊憲(むとう・としのり)13