ブックタイトルバリューゴルフ6月号 関東版

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概要

バリューゴルフ6月号 関東版

 まずはフローリングの目地をショットラインに、板と板とのつなぎ目をボール位置に見立て、ドライバーを持ってアドレスを取ってみましょう。違和感なく、スーッと構えられる時もあれば、体のどこかに違和感を覚える時もあるはずです。 その違和感はどこから生じているのかを徹底的にチェックし、いつも違和感のない自分のアドレスが取れるように反復練習を積み重ねるのです。 ボール位置がズレていないか。グリップ位置が左脚寄りになり過ぎてハンドファーストの度合いが強まっていないか。あるいはグリップがハンドダウンやハンドアップに陥っていないか。スタンス幅が狭い、逆に広くなっていないか。これらをチェックしてアドレスを整えるのです。窓ガラスにアドレス姿勢を映し出せるなら構えを正対したり、真横になって構えたりとアドレス姿勢をあらゆる方向から確認してみましょう。 朝晩はもとより、毎日このドリルを行うことで、安定したアドレスが取れるようになってきます。ドライバーだけでなくアイアンやパットでも実践することをお勧めします。 パットでも安定したアドレスが取れないと、設定したパットラインにボールを打ち出せません。スクエアなラインのフローリングの目地によって体のライン??スタンスや両膝、両腰、両肩ラインのズレに気づきやすくなります。 できれば、パットアドレスのチェック後はパターパットでボールを転がしてみることです。スクエアアドレス感が養われることで、違和感なく構えられる。ストレートにボールを打ち出しやすくなっているはずですから、タッチを磨く練習に徹しましょう。 具体的にはカップの中央からカップインさせるのではなく、右端からや左端から入れたり、カップ手前から最後のひと転がりで入れたりする。これとは逆にカップ奥の縁にボールをぶつけてカップインさせる。タッチの強弱やパターマットのセンターのラインを辿らずに転がすライン取りで打つのです。ゲーム感覚で構いません。単調な練習ではすぐに飽きてしまいますから、工夫を加えてボールを打ちましょう。一日15分でも継続することで実力は必ずやアップします。 新型コロナウイルス感染の終息を迎えた時、これまで以上にゴルフを楽しめる腕前になっていようではありませんか。外出自粛を有効利用しましょう。イラスト ◎太田 秀明1978年3月10日生まれ、群馬県出身。私立前橋育英高校卒業後、ツアープロを目指して研修生となり、01年10月にツアープレーヤー転向。03年にツアーデビュー。06年マンシングウェアオープンKSBカップでツアー初優勝を飾り、同年には全英オープンにも出場。得意クラブはドライバーで、爆発力ある豪快なゴルフが魅力。16年は日本プロゴルフ選手権2位をはじめ、ベスト10入り6回を数え、賞金ランキング13位。19年にはパナソニックオープンで見事優勝し、通算7勝目を飾った。身長173センチ、体重76キロ。所属フリー。武藤 俊憲(むとう・としのり)9