ブックタイトルバリューゴルフ5月号 関東版
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バリューゴルフ5月号 関東版
16読んで納得!試して満足!Muto Toshinori Special Column Lesson武藤俊憲プロのseason5好評連載第129回キャッチ・ザ・グリーン柔らか頭でゴルフをしませんかミスショットの根源「ダフり」を防ぐ方法をお教えしましょう!ドライバーを手にして構える。頭の中では青空に白い軌跡を描きながら飛んで行くビッグショットをイメージしていた。が、しかし、実際はボール手前の芝を叩いてしまった。痛恨のダフりショット!「飛ばそうとして、また力んでしまった」。そんな経験があるはず。一体、どうスイングしたらダフらないのか。春ゴルフを楽しむためにも、ダフリを根絶しようではありませんか。スペシャルコラムレッスンしてください。そしてもう一つのダフリ原因があります。それはスイング中に「腕の長さ」が変わってしまうこと。体を中心にして回転し、腕を振り、クラブヘッドで円を描くのがゴルフスイング。スイング中にクラブヘッドと体との距離が等間隔でこそ円を描けるのですが、その等間隔が乱れる=クラブヘッドとの距離が変わる理由が、「腕の長さ」の変化なのです。言い換えるなら体の回転不足であり、腕主体のスイング=手打ちスイングであることも考えられます。ゴルフシーズンの開幕を迎えました。厚着をせず、さわやかな春の風を体に感じながら、ゴルフコースを闊歩する。グッドショットを放ってボールに向かう時には、鳥のさえずりも聞こえて来る。「気持ちいい」。気持ちよくクラブを振れた時は、スイングバランスが良かったわけですから、ミスショットになることはありません。しかし、無駄な力が入った時は、必ずと言ってよいほどミスショットが飛び出す。カートに戻り、次打で使いそうなクラブを2、3本手にしてボール地点へと走り出す。スロープレー防止の面としては当然の行為ですが、息が上がったり、動揺したりと次のショットへの影響は図り知れず、落ち着こうと思っても、焦りをすぐに封じ込むのは決してやさしくはありません。ミスショットの代表格といえば、ダフリとトップでしょう。トップは低く打ち出されながらも、ある程度の飛距離が稼げます。サイドスピン量が少ないことから、左右に曲がることもない。その点、ダフリは飛距離が出ません。前打とさほど変わらない地点からショットしなければならない。これもまた精神的ダメージは大きいですよね(笑)。なぜ、ダフリショットが飛び出すのか?ゴルフスイングはクラブヘッドで円を描く動作であり、その最下点が下方に下がり過ぎてしまうためにダフリショットが飛び出すのです。では、なぜ円の軌道が下がってしまうのか?その原因を「ヘッドアップしてしまうから」で片づけてはいけません。実はヘッドアップしなければならないスイング動作が存在しているためなのです。スイング中に頭が一旦沈み込むからこそ、ヘッドアップをせざるを得ない。さらに、そのヘッドアップ動作が修正に間に合わないことで円軌道の最下点が下がりっぱし=ダフるという結果が生じてしまうことを理解ヘッドアップがダフリの原因ではない!?