ブックタイトルバリューゴルフ3月号 関東版

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概要

バリューゴルフ3月号 関東版

 トラブルショットならば、まず考えなければならないことは、如何にして体のバランスを崩さずに振るかです。つま先下がりのライは不安定な足場なのですからフルスイングはとても望めません。最大でもハーフスイングが振り幅の限界=グリーンまでの状況によっては距離を出すことが難しいので、次打で確実に打てる地点へ打ち出すことを優先させましょう。 ハーフスイングなら下半身の安定を図れますから、体のバランスを崩さずにスイングできる。無駄な力を入れずに振るため、ミート率が高まります。とにかく大振りを避けて、ミート率をアップさせるようにして「つま先下がり」というトラブル状況から脱出させることを最優先させるのです。グリーンへ無茶な振りをして乗せようとはせず、近くまで寄せられればOKだと割り切ってショットに臨んだなら、大きなミスにはなりません。イラスト ◎太田 秀明 ハーフスイングが振り幅の限界だと話しましたが、イメージとしてはトップスイングとフィニッシュの位置を肩の高さに留めるようにしましょう。通常スイングよりも低いトップスイングなのですから、フィニッシュ位置も低い位置に収めるのです。 練習場でのハーフショット練習では、スイング中、終始=トップスイングからフィニッシュまで両膝の高さを変えないようにして振ることを重視してください。ハーフスイングの感覚に慣れたなら、使用クラブを変える。7番アイアンだったなら5番アイアンやユーティリティークラブ、フェアウェイウッドでも打ってみるのです。キャディーバッグの中に入っているクラブそれぞれのハーフショットでの飛距離やショット傾向を把握しておくのです。データ蓄積がコースラウンドで必ず役に立ちます。武藤 俊憲(むとう・としのり)1978年3月10日生まれ、群馬県出身。私立前橋育英高校卒業後、ツアープロを目指して研修生となり、01年10月にツアープレーヤー転向。03年にツアーデビュー。06年マンシングウェアオープンKSBカップでツアー初優勝を飾り、同年には全英オープンにも出場。得意クラブはドライバーで、爆発力ある豪快なゴルフが魅力。16年は日本プロゴルフ選手権2位をはじめ、ベスト10入り6回を数え、賞金ランキング13位。ツアー通算6勝。17年は国内メジャー制覇、賞金王奪取の期待が集まっている。身長173センチ、体重76キロ。所属フリー。15