ブックタイトルバリューゴルフ9月号 関東版

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概要

バリューゴルフ9月号 関東版

16読んで納得!試して満足!Muto Toshinori Special Column Lesson武藤俊憲プロのseason 5好評連載 第121回スペシャルコラムレッスンキャッチ・ザ・グリーン柔らか頭でゴルフをしませんかラフからのショットはふた通りある。最適打ち出しの選択とデータ集積が肝心芝草がグングン伸びて、ラフでのボール探しが大変な季節がやって来た。ラフからのショットは易しくはない。でも、打ち出さないことには始まらない。では、いったいどうスイングしたらグリーンに乗せられるのか、近づけられるのか。暑い季節にラフからクールに打ち出す秘訣を武藤俊憲プロに教えてもらいましょう。 三本の弓矢のように、芝草も束になると手強さは高まり、本数が多いほどリーディングエッジで刈り取るのが困難になります。ですから、クラブソール部分から鋭角的に振り下ろし、バンスを使ってクラブを滑らせながら芝草を抑え込んでボールを捕らえ、そしてクラブヘッドを振り抜くのです。 ラフの芝草が元気な季節がやって来ました。 ラフからのショットには0.5罰打が課せられていると言われるように、フェアウェイからのショットのようには思い通りに打つことが出来ません。 しかも芝草が「そろそろ刈ってよ」と言いたげな長さのラフは、特に厄介です。ボールが芝草にスッポリ隠れるほど沈んでいたなら、打ち出すだけで精一杯。あるいは、微妙に浮いているケースだとクラブヘッドがボールの下をくぐり抜けたり、ボールの頭を叩いたりしてミスショットになってしまいます。 夏ラフ対策。ラフからのショットをうまくこなすことがスコアメイクに直結します。 読者のみなさんは、どう対処していますか? ボールがラフに捕まったなら、まずライの状況を十分にチェックすることが大切です。ボールが沈んでいるのか、芝草に浮いているのか。それを見極めてください。 また、ラフから打ち出すボールには、インパクトの際にボールとフェースの間に芝草が介在するためバックスピンが加わりにくくなる。そのため、ボールが上がりづらく、さらにはコロコロと転がって止まりにくい特性があることを理解してください。 予想以上にランが出て、グリーン周りのトラップ(罠)に捕まることも少なくありません。この点にも注意しましょう。   ボールが沈んでいて、グリーンまでまだタップリ距離が残っているケースでは、ユーティリティー(UT)クラブを選択しましょう。 打ち方としては芝草の抵抗がかなり強いため、インパクトエリアでクラブヘッドをレベルに振っていくのではなく、ボール真後ろ部分の芝草をクラブソールで押さえるように上方から打ち込むイメージでスイングしましょう。鋭角的に振り下ろす一辺倒ではミスを招く