ブックタイトルバリューゴルフ9月号 関東版

ページ
12/80

このページは バリューゴルフ9月号 関東版 の電子ブックに掲載されている12ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

バリューゴルフ9月号 関東版

読んで納得!試して満足!Muto Toshinori Special Column Lesson武藤俊憲プロのseason5好評連載 第109回スペシャルコラムレッスンキャッチ・ザ・グリーン柔らか頭でゴルフをしませんかアドレス前にスイングを思い浮かべて本番のつもりで素振りをしよう!ゴルフは「静」から「動」への動作を自分で作り出す稀有なスポーツ。そのためか、アドレスしてから「お地蔵さん」と化して、スイングに移行できないゴルファーがいる。構えてからスイングのことをアレコレと考え込んでしまうのが主原因だ。スロープレーにも繋がってしまう「長考アドレス」の退治法を教えてもらい、プレーファーストで行きましょう!スコアをもたらすとも限りません。良いスイングをするためにコースへ出掛けたのではなく、ボールをコントロールして1打でも少なくホールアウトするのがラウンド。ですからアドレスに入る前に、どこへどんな球筋・弾道でボールを運ぶのか。そのためにはどのクラブで、どんなショットをするのかのショットプランを明確にすることを心掛けてみてください。 そのショットプランに沿って構えたら、あとはミスショットを恐れないことです。ミスショットのことを思い浮かべるから、それを防ぐためにどうスイングするかを考えてしまうのです。「ミスショットしたら」というマイナス思考ではなく、「トライしてみよう」というプラス思考で臨んでください。この前向きな気持ちが上達を導くのです。たとえミスショットが飛び出したとしても、それはラウンド後の練習の課題にすればいいのです。ミスが怖くてゴルフが出来るか!くらいの大きな気持ち、余裕のある心でラウンドを楽しんでください。 アマチュアゴルファーと比べたら、ツアープロで長考アドレスに陥ってしまう選手は皆無に等しい。なぜなら、セットアップが整ったら、あとは「ボールを定めた地点に運ぶこと」だけに集中しているからです。たとえスイングが乱れ、手をクラブから離した打ち方になったとしても、あるいはトップボールが飛び出したとしても「定めた(狙った)地点にボールが到達すればOK」と割り切っているからです。 練習量が遥かに多いツアープロにとって、ボールと対峙した際には、どのようにスイングするのかを考えることはありません。テークバックを真っ直ぐ、上体を十分にねじり上げる、トップオブスイングからの切り返しで左肩を開かない、インパクト以降はクラブヘッドが先行するように振り抜くetc…スイングのチェックポイントを思い浮かべずに済むほど日頃から数多くのボールを打っているからです。反射的に打てる域まで達しているとも言えます。 練習量が少ないから、ラウンドの際にスイングを考えてしまうのです。グッドスイングが好構えてからスイングを考えるのが長考アドレスの主原因なのです12