ブックタイトルバリューゴルフ10月号 関東版
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バリューゴルフ10月号 関東版
要になります。アドレス時の態勢を崩さずにスイングすることでフィニッシュを迎えられる。スイングバランス良く振り切れたなら、ショットはそれほど大きくは曲がりませんし、ミート率が落ちることもありません。結果、パーオン率はアップし、予想以上の結果=ニアピン率も高まって来ます。 スイングでの注意事項のほかに、パー3ホールではクラブ選択も重要なカギを握っています。「7番アイアンでは大き過ぎる。でも8番アイアンでは届かないかも知れない」。クラブ選択で迷ってしまうケースも少なくありません。その場合は、ティーグラウンドに上がり、ピン位置と距離を確認した直後に、思い浮かべた番手のクラブでショットしましょう。直感で選んだクラブでショットするのです。「ああ、やっぱり最初に選んだクラブで打てば良かった」という経験はあるはず。パーオンさせるための様々な情報を得れば得るほどクラブ選択に悩みが生じてしまう。それを防ぐためにも、後悔しないためにも自分の直感を信じてショットに臨むのです。クラブ選択に少しでも不安を抱えながらショットしたのでは、スイングに緩みや力みが出てしまうからです。 秋ゴルフのコンペで、読者の皆さんが好結果をマークできることを祈念しています。頑張ってくださいね。エンジョ?イ! 気心の知れたメンバーでのコンぺなのですから、肩肘を張る必要もありません。思い切って喜怒哀楽を表に出してプレーしてみましょう。グッドショットを放ったら、喜びを前面に打ち出し、ミスショットしたら嘆き悲しみ、悔しがる。他のメンバーがグッドショットを放ったら褒め称え、ミスショットしたら励ます。それができるのもコンペであり、何よりも友達の輪を広げられるのがゴルフの魅力なのです。年齢や性別に関係なく、ゴルファー同士だからこそ、気持ちが通じ合える。 好スコアを出すことに固執し、眉間にしわを寄せてプレーしたのでは会話は弾みませんし、体に力が入るばかりです。ボール位置に辿り着くまでは、同組メンバーたちとのゴルフ談議に花を咲かせ、いざボールを打つ時はショットに集中する。メリハリを付けたプレーがラウンドを、コンペでのプレーの喜びを倍加させてくれるのです。 プライベートラウンドとは違って、コンペに付きものなのがドラコンホールやニアピンホール。その対処法をお教えしましょう。ドラコンホールを迎えると、どうしても「一発大当たり」を意識して力が入ってしまいますよね。力みは不要ですが、思い切り振ることは大切です。インパクトでボールを強く叩こうとするから、無駄な力が入ってしまう。 「思い切り振る」とは、インパクトを意識せず、フィニッシュ位置までクラブをしっかり振り抜き、振り切るフルスイングのことを意味します。フィニッシュまで振ることを最優先させてスイングしてみてください。それでショットが曲がったっていいじゃないですか。「本当のフルスイング」をマスターするという練習場での課題が見つかったと考えれば良いのです。 ニアピンホールでも同様に、クラブをフィニッシュ位置まで振り切ることをスイングの目標にすれば良いのです。フィニッシュまでクラブを振り切るには、スイングバランスを保たなければなりません。ですから、大振りや強振は不武藤 俊憲 (むとう・としのり)1978年3月10日生まれ、群馬県出身。私立前橋育英高校卒業後、ツアープロを目指して研修生となり、01年10月にツアープレーヤー転向。03年にツアーデビュー。06年マンシングウェアオープンKSBカップでツアー初優勝を飾り、同年には全英オープンにも出場。得意クラブはドライバーで、爆発力ある豪快なゴルフが魅力。11年はダンロップフェニックストーナメントで最終日に63をマークしてツアー通算4勝目を逆転劇で飾っている。12年の全英オープン出場後、関西オープンでは4日間首位の完全優勝でツアー5勝目を達成。14年はケガを負ってツアーを一時離脱したものの、9月から復帰し、未勝利ながら最終戦のゴルフ日本シリーズに出場。同年の賞金ランキング20位。15年は3年ぶりのツアー6勝目を「ISPSハンダグローバルカップ」で飾った。身長173センチ、体重76キロ。赤城CC所属。7