ブックタイトルバリューゴルフ8月号 関西版

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概要

バリューゴルフ8月号 関西版

スチールシャフト時代はダウンスイングで右腕を絞り込んで振り下ろし、シャフトを縦方向にしならせていました。クラブに仕事をさせていた時代のしならせ方です。 しかし、クラブの進化によってヘッド自体がボールを弾き、シャフトが飛ばす性能を備え、さらにクラブが軽くなったことから、クラブに飛ばすという仕事をしてもらうスイングが求められるようになってきているのです。具体的には、ダウンスイングで縦方向のタメを作らず、横方向に振ることでシャフトをしならせるのが最も効率よく飛ばせるスイングだ、と理論は変わってきたのです。縦方向にシャフトをしならせるスイングはガラパゴス携帯、横方向にしならせるのが最新スマホ携帯に例えることすらできるほど、スイング理論は進化したのです。 まずは、軽くて柔らかいレディースクラブでショットしたり、シャドースイングしたりしてみてください。女性ゴルファーは、愛用シャフトよりもさらに軟らかいシャフトのクラブを振ってみてください。シャフトが簡単にしイラスト ◎太田 秀明なるでしょう。その際の風切り音をフォロースルー位置で奏でるように振ってみてください。どれだけ無駄な力を入れて振っていたのか、シャフトのしならせ個所を勘違いしていたのかが理解できるはずです。このスイング感覚を自身の愛用クラブでも再現できるようにしたなら、ヘッドスピードはアップし、飛距離が伸びること間違いなしです。 ダウンスイング以降はシャフトを横方向に振るイメージで、フォロースルーに向かってシャフトをしならせ振り抜くことで飛距離は必ずアップします。1978年3月10日生まれ、群馬県出身。私立前橋育英高校卒業後、ツアープロを目指して研修生となり、01年10月にツアープレーヤー転向。03年にツアーデビュー。06年マンシングウェアオープンKSBカップでツアー初優勝を飾り、同年には全英オープンにも出場。得意クラブはドライバーで、爆発力ある豪快なゴルフが魅力。16年は日本プロゴルフ選手権2位をはじめ、ベスト10入り6回を数え、賞金ランキング13位。19年にはパナソニックオープンで見事優勝し、通算7勝目を飾った。身長173センチ、体重76キロ。所属フリー。武藤 俊憲(むとう・としのり)21