ブックタイトルバリューゴルフ11月号 関西版

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概要

バリューゴルフ11月号 関西版

10読んで納得!試して満足!Muto Toshinori Special Column Lesson武藤俊憲プロのseason 5好評連載 第135回キャッチ・ザ・グリーン柔らか頭でゴルフをしませんかスペシャルコラムレッスンインパクト音にこだわってみませんか?練習意識を変えて新たな発見をしよう今日は調子が良い。気持ちよくクラブを振り抜けている。心地よい音を立ててボールが飛んで行く。グッドインパクト。その音を何度でも奏でられるようにしようではありませんか。今回はスイングという動作ではなく、聴覚を活かした練習法の勧めです。武藤俊憲プロらしい上達へのメッセージをお楽しみください。 今回は、寄せのインパクト音、打球音がテーマです。 ショットやスイングの良否が結果となって現れるのはフィニッシュだけではありません。インパクト音もその一つです。 真芯で捕らえた時の打球音や打球感を思い出してみて下さい。何とも心地良かったはずです。 たとえば、グリーン周りからのアプローチショット。ボールからカップまでの状況をチェックし、落としどころを定める。そしてスイング。「カツン!」。 グリーン周りでこのインパクト音を耳にしたギャラリーは必ずと言ってよいほど、こんな声を上げます。「あっ、トップした!」 しかし、バックスピンが効いたボールはカップ手前でキュキュッとブレーキが掛かり、止まる。「おお、止まった。トップボールじゃないんだ」(はい、そのとおりです。スピンを効かせて止めるアプローチショットを打ったんですよ)と僕は心の中で応え、グリーンへと上がって行きます。選手って、ギャラリーの話が結構聞こえているんですよ(笑)。 アベレージゴルファーの場合、似たような状況からの寄せでトップボールのミスをしてしまう。それはボールを地球儀に例えたなら、赤道部分よりも上部をヒットしているのが原因です。グリーンオーバーを恐れて、スイングスピードを減速させたり、グリップ力を緩めたりしてしまうのが、トップボールが飛び出す主原因なのです。 その点、我々ツアープロは赤道部分よりも5ミリほど下部をヒットし、クラブフェースにボールを乗せてヘッドを押し出すようにして打ち出している。5ミリほどのインパクトポイントの違いによって「トップボール」と「スピンの効いた寄せ」に分かれてしまいますが、この紙一重のインパクトポイントを打ち分けられるのがツアープロなのです。グッドショットの感覚を体に染み込ませよう!イラスト ◎太田 秀明