ブックタイトルバリューゴルフ9月号 関西版

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概要

バリューゴルフ9月号 関西版

20読んで納得!試して満足!Muto Toshinori Special Column Lesson武藤俊憲プロのseason5好評連載第133回キャッチ・ザ・グリーン柔らか頭でゴルフをしませんかスペシャルコラムレッスン左から、右からなのか。風向きを完全に読み解く方法お教えします「ピンに突き刺しちゃえ!」と叫びたくなるほどの会心ショット。ところが、ボールは風に乗って予期しない方向へ。「グリーン上にそんな風が吹いていたなんて」。ゴルフは自然との闘い。風もまたハザードなのだと思い知らされる。そんな苦い経験を二度としないためにも、ゴルフの引き出しに風の賢い読み方を加えませんか。まずはホール内側の枝葉が揺れている個所を見つけ出しましょう。風が当たっているから枝葉が揺れるのです。例を挙げると、左サイドからの風が吹いている場合、ティーイングエリア左サイド内側は木々にさえぎられるために枝葉は揺れづらい。しかし、ティーイングエリア右サイドのフェアウェイサイド(内側)は遮るものが無いため風が当たるので、枝葉は揺れるのです。そして、ティーイングエリア後方からのフォロー風ならグリーン奥の枝葉が、アゲンストの風向きならティーイングエリア後方の枝葉が揺れます。また、左サイドや右サイド、ティーイングエリア後方など様々な個所の枝葉が揺れる場合は風が巻いていると考えられます。ショットに際しては風が止むのを待つか、腹をくくって打つしかありません。というのも、風速5メートル以上なら風は一定方向にしか吹かない傾向が強季節の変わり目は風が吹きやすく、ショットに様々な影響を及ぼします。アゲンストやフォローの風向きは体で感じやすいため、スイングにも影響を与えます。アゲンストの風では、飛距離ロスをしないようにと、つい力が入ってしまいますよね。風によってスイングのテンポ・リズム・タイミングが変わってしまうことすらあります。グリーンを狙うショットでは、風向きを読み切れず、せっかくのグッドショットが風によってあらぬ方向へ持って行かれることもある。今回は風向きの読み方についてお話しましょう。風向きや風の強さを読む基本としては、ティーイングエリアから見えるグリーン上のピンフラッグの揺れ方から察知することです。さらには、ホールアウトした前ホールのグリーンのフラッグで、これからプレーするティーイングエリア上の風向きやホール全体の風向きを読み取る。たとえば、前ホールがアゲンスト。それと同じ向きのホールならアゲンスト、逆ならフォローと察しがつく。前グリーンから次のホールのティーは、通常それほど遠くないからです。ピンフラッグ以外から風向きや強さを読み解く方法としては雲の流れ、鳥の飛び方が挙げられます。大空でクルリと円を描くように飛ぶトンビ。実は同じスピードで円を描いているように見えても、風が吹いている場合、アゲンスト方向では向かい風によって高度が高くなるため飛ぶスピードが落ちて、ゆっくりスピードに変わります。飛ぶスピードが円のどの辺で変わるかを察知したなら風向きが読み取れるのです。ホールの両サイドが木々に囲まれているロケーションでは、どのようにして風向きを読んだら良いのか。練習場でも風向きを確認する習慣をぜひとも身に着けよう