ブックタイトルバリューゴルフ11月号 関西版

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概要

バリューゴルフ11月号 関西版

 パー4ホールでは3打でグリーンを捕らえれば良し!2パットでボギー。うまく1パットで収められればパーセーブ。これがダボという大叩きをしない秘訣となるのです。スイング面ではグリーンオンを狙う場合、1番手大きめのクラブを選択して距離をコントロールしてみましょう。9番アイアンで届く距離なら8番アイアンをあえて選択することで強振やフルスイングをせず、ゆっくりクラブを振るようになり、スイング軸を安定させられます。 ラウンド後半ともなるとスタート時よりもグリーンの状態が決して良くはありません。それだけに順回転の転がりの良いボールを打つことがカップイン率を高めるカギとなります。そのためにもグッドストローク、自分にとって良いリズムで打つように心掛けましょう。パットラインを定めた後は、ボールの転がりスピードを明確にイメージしながら、それに応じた素振りをする。これが良いリズムでボールを打ち出すポイントです。 上がり3ホールは、その日のラウンドの総仕上げですから、好スコアを出すように頑張ってください。をデッドに、難易度の高いホールならば安全エリアにボールを運び、ショットの出来によっては3オン1パットでのパーを頭の片隅に入れてプレーします。「攻めるのか、それとも守るのか」。予め明確に定めてプレーに臨んでいるのです。 読者の皆さんも、パーを漠然と取りたいと思いながらショットするのではなく、ティーショットを打つ前に「攻める、守る」を明確に定め、それに沿ったホール攻略プランを描いてみてください。OBや池、バンカーを徹底的に避けることはもちろん、その前提となるのは、それまでのゲームの流れです。 好調ならば、そのままの流れに乗ってプレーして結構です。一方、ホールを重ねるごとにミスショットが顔を出すようになってきても、スイングのどこが狂っているのか、スイングのどこを矯正したら良いのかを考えてはいけません。ラウンド中に、いきなりスイングが良くなることはありませんからね。 前述のように疲労が溜まったせいでスイング自体が乱れたり、リズム・テンポ・タイミングに狂いが生じたりしたのだと割り切りましょう。下半身が不安定な状態なのに通常のフルスイングをしたのではスイング軸がブレ、ミスショットが飛び出して当然です。また、飛距離ダウンを免れようとして強振するのも、ダフりやトップ、スライスやフックを招く要因となるので注意してください。 上がり3ホールで大叩きしない!  これをもっと具体的に言い換えるなら、ダブルボギーは打たない!です。パーセーブしたい気持ちは理解できますが、たとえばパー4ホールで、2オン2パットでなければいけないと勘違いしたのでは、一打一打に無理が生じやすい。ライの良いエリアへボールを確実に運び続ける。3オン1パットもパーであることを思い出してください。 国内史上最高優勝賞金額7000万円大会として注目を集めた「ネスレ日本マッチプレー選手権 レクサス杯」が9月11日から3日間、北海道の恵庭カントリー倶楽部で開催され、武藤俊憲プロが優勝しました。1回戦から5マッチを勝ち抜き、決勝では片山晋呉プロを3アンド1で下し、非ツアー競技ながら今季2勝目を飾りました。この優勝で来年2016年開催予定の欧州ツアー「ハッサン二世トロフィー」(モロッコ)の出場権も獲得。 「自分のゴルフの幅を広げたい。自分のゴルフができれば、通用すると思う」と世界舞台での活躍も視野に入れながら、ツアー後半戦に臨んでいます。これからも応援よろしくお願いします。優勝おめでとう! 武藤俊憲プロ!「ネスレ日本マッチプレー選手権 レクサス杯」制す!武藤 俊憲 (むとう・としのり)1978年3月10日生まれ、群馬県出身。私立前橋育英高校卒業後、ツアープロを目指して研修生となり、01年10月にツアープレーヤー転向。03年にツアーデビュー。06年マンシングウェアオープンKSBカップでツアー初優勝を飾り、同年には全英オープンにも出場。得意クラブはドライバーで、爆発力ある豪快なゴルフが魅力。11年はダンロップフェニックストーナメントで最終日に63をマークしてツアー通算4勝目を逆転劇で飾っている。12年の全英オープン出場後、関西オープンでは4日間首位の完全優勝でツアー5勝目を達成。14年はケガを負ってツアーを一時離脱したものの、9月から復帰し、未勝利ながら最終戦のゴルフ日本シリーズに出場。同年の賞金ランキング20位。15年は3年ぶりのツアー6勝目を「ISPSハンダグローバルカップ」で飾った。身長173センチ、体重76キロ。赤城CC所属。11