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新型CT「OP300 MAXIO」の実力を検証するマキシオ多機能を有するOP300「MAXIO」の有用性筒井武男筒井歯科矯正歯科/福岡県北九州市開業近年、さまざまな歯科用CTやCT複合機が登場している。当院では2 0 0 5年にC Bマーキュレイ、20 0 8年にファインキューブと、これまで歯科用CTを2台導入し、顎関節症の診断、インプラント埋入時の診断など、さまざまな臨床に生かすことができ、得られるものが非常に多かった。しかし、広範囲を撮影する場合は、被曝線量が多くなる欠点があった。そこで今回、照射野が広く、低線量で撮影が可能なC T複合機である「O P 3 0 0M A X I O(マキシオ)」を導入した。O P 3 0 0MAXIOは、撮影範囲を50×50mm~図1OP300M A X I O(マキシオ)図2顔面写真・口腔内写真上下顎のアーチの変形、下顎の右方偏位を認める。図5ボリュームレンダリング画像Invivo5(Anatomage社)左右下顎頭の退行性病変を認める。下顎頭と筋突起を比較すると、大きな筋突起をしている。顎関節MRIで、両側顎関節症、復位を伴わない前方転位と診断された。図7MPR画像Invivo5(Anatomage社)図8上気道CT画像Invivo5(Anatomage社)TotalVolume 10.1ccMinArea 84.7mm2左右下顎頭の平坦化(Flatting)、骨棘(osteophyte)、右側下顎頭の硬化像を認める。Invivo5のTMJモードを使用することで、一度に左右顎関節を矢状面・前頭面・水平面で観察することができる。●下顎後退により気道が狭小化している。●立体として気道容積の数値が出るため、セファログラムより正確に分析できる。●断面積が各々色分けしているため、非常にわかりやすい。まだ統計化してはいないが、筆者の感覚としてMinArea:120.0 mm2以下であると、いびきなどの症状を訴える患者が多いように感じる。8 Dental Products News 219