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の実践によって歯肉縁下プラークの細菌数が減少する」※2)と報告されており、まずは歯肉縁上のプラークコントロールを達成するための指導を行うことは言うまでもない(図2)。反面、審美修復・歯周・インプラント治療を行った後に一生懸命になり過ぎ、オーバーブラッシングに伴う歯肉退縮や歯肉の擦過、補綴物への傷なども懸念される。今回は、より安全で、確実なセルフケア法として、クラプロックスを取り入れた症例を供覧する。※1)Waerhaug J. Effect of toothbrushing on subgingival plaque formation. J Periodontol. 1981 Jan;52(1):30-4.※2)Smulow JBら. The effect of supragingival plaque removal on anaerobic bacteria deep periodontal pockets.J Am Dent Assoc. 1983 Nov;107(5):737-42.図4症例1図5図6審美修復治療終了時。骨と歯肉の整形を行っているため、歯肉の安定を図ったホームケアが重要。クラプロックスは、クーレンファイバーにより毛先が柔らかく歯肉溝にすっと入っていく。左手(利き手でない方)でブラッシングしているような圧で柔らかくブラッシングを行うよう指導する。図10図11図12単独歯のブラッシングは案外難しい。クラプロックスは、歯肉を傷める心配もないので、あらゆる方向からブラシを当てるよう指導する。歯肉も安定しプラークもしっかりと除去されていることがわかる。図16図17図1845°45°清掃後。ハンドル部に角度がついているため、把持しやすく、自然に毛先が45°になるような形状となっている。ハンドルは45°角。自然に把持すれば、歯頸部に効率的なブラッシングが可能。図22図23▼▼76間はIAPプライム(プローブ)で黄色の測定値となったため、黄色の歯間ブラシを選択する。但し、種類が多くなると煩雑になるため、数本に留めることも歯科衛生士の指導のポイントである。クラプロックス歯間ブラシは毛先が長いため、ストロークは1回のみで歯間プラーク除去ができ、オーバーブラッシングになりにくい。センシティブにケアしてもらえるよう指導する。