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▲審美・歯周・インプラント患者さんに対する口腔衛生管理南昌宏南歯科医院?大阪府大阪市開業貴島佐和子歯科衛生士?南歯科医院勤務「習慣」とは「反復によって習得し、少ない心的努力で繰り返せる固定した行動」(広辞苑)とある。長年その患者さんが意識せずに行ってきた習慣であるブラッシングを変えることは非常に難しいと言える。ブラッシング習慣を変えるためには、私たちの「知識」「技術」「コミュニケーション」を組み合わせ、「患者さん個々に合わせて」「必要なときに」「必要な指導」を行うことが重要である(図1)。「歯肉縁上のプラークをコントロールすると歯肉縁下のプラークは増えない」※1)や、「PMTCによる歯肉縁上のプラークコントロール図1知識技術図2図3●組織を知る●歯牙形態を知る(特に歯根形態)●器具を知る●菌を知る●病気を知る知識コミュニケーション技術●痛くない●確実に成果を出す●信頼されるインスツルメンテーション歯肉縁上は患者がケアすべき範囲▲歯肉縁下はプロフェッショナルケアの範囲コミュニケーション●個々に合わせて●必要なときに●必要な指導当院では診断・治療・メインテナンスフェーズに分け、それぞれのタイミングでケアの重要性を指導する。歯肉縁上・歯肉縁下の役割を明確化し、両輪でケアすることが重要であることを理解してもらう。クラプロックス歯間ブラシと歯ブラシ。これまでにない感覚でブラッシングができると患者からも好評。図7図8症例2一般的な歯ブラシクラプロックス図9適度な毛先の柔らかさとしなやかさがないと、マージン部に添って毛先が届かない。クラプロックスは超極細毛クーレンファイバー製なので、マージン部に添って毛先が届く。ロケータータイプのデンチャーを装着。3は義歯安定のためのキートゥースとなるため、残存歯のケアはとても重要。図13症例3図14図15バーアタッチメントのオーバーデンチャーのケース。バーの下やアバットメント部の清掃はテクニックが必要。クラプロックスは毛先が柔らかいためバーや歯肉を傷つけない。細かい箇所にもしっかりとアクセスできる。図19症例4図20図21審美障害を主訴に来院。骨造成やソフトティッシュマネージメントを行い最終補綴物装着した。オーバーブラッシングが懸念される。インプラント補綴部はカウントゥアー部分のケアが大切。