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C U R A P R O Xは、セルフケアに欠かせない歯間ブラシにも力を入れています。CURAPROXの歯間ブラシ(図5)は、「IAPプライム」という専用のプローブで歯間空隙のサイズを正しく測定し、患者さんそれぞれに合ったサイズを選択します。今まで患者さんに歯間ブラシを選択する際、歯間空隙のサイズを測るという概念が無かったので驚きました(図6)。歯間ブラシのテクニックは、入れて・出しての2ストロークだけです。物足りないと思いましたが、サイズの合った歯間ブラシを使うことでプラークをしっかり落とすことができました。歯間空隙から出すときは歯間ブラシをすくい上げるようなイメージで行います。このように行うと歯間乳頭に毛先が触るのが実感できます。これらを踏まえて、いつも他のメーカーの歯間ブラシを使用している患者さんに提案してみました(図7)。ご自身の歯にとても関心が強く歯間ブラシも毎日欠かさず行っている患者さんで、日常的に出血はありせんでした。しかし、患者さんに合ったC U R A P R O Xの歯間ブラシを使うと、薄っすら出血があり炎症が残っていたのが分かりました(図8)。患者さん自身も使用感に驚かれていました。私も患者さんから聞き出せていなかったのですが、歯間ブラシは芯が歯面に当たるのは仕方ないものだと思っていたそうです。このCU R A PR OX歯間ブラシは芯が全く歯面に当たらないと喜んでいらっしゃいました。今まで使用していた歯間ブラシとは毛の長さも芯の太さも全く異なり、「気持ちが良い」と、とても気に入って頂きました(図9・1 0)。全ての歯間空隙のサイズを測ると、何種類かのサイズが当てはまりましたが、最初から全てを使い分けるのは難しく、患者さんの負担になってしまうので、今回は一番小さいサイズのみ選択しました。まずはテクニックに慣れてもらい少しずつ太さの種類を追加していく予定です。この度プラハにて、直接Dr.Jiri Sedelmayerからご指導頂く機会を作って頂き、とても良い学びとなりました。これからの時代は予防です。道具を上手く使い患者さんと向き合って行きたいと思います。図4ブラッシングテクニック図5 CURAPROX歯間ブラシ一般的な歯間ブラシCURAPROX歯間ブラシ歯肉と歯面の半々にブラシを当てる。小さな円を描くように磨く。歯間に合ったサイズを計ることにより、コルや届きづらい歯の形状に到達することができる。図8使用後の歯間ブラシ図9CURAPROX・歯間ブラシ使用図10現在の使用後の歯間ブラシサイズの合った歯間ブラシを使うことで、炎症を残さずケアすることができる。歯間のサイズに合った歯間ブラシを提案。現在は、プラーク・歯石・出血なしでメインテナンスに通われています。