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クラプロックス新感覚歯ブラシ・CURAPROX荒井昌海エムズ歯科クリニック?東京都中野区開業高田麻央歯科衛生士?エムズ歯科クリニック勤務現在、市場ではたくさんの歯ブラシが販売されています。ドラッグストア等でもたくさんの種類の歯ブラシ・補助的清掃用具が販売されるようになり、患者さんからは、「どれが良いのか」「何を使っていいのか迷ってしまう」と聞かれることがあります。各メーカーが特徴のある機能を開発しているため、私たち歯科衛生士はそれらをきちんと把握し、患者さんへ適切に提供しなくてはいけません。患者さんと話をしていると、「予防歯科」や「セルフケアの重要性」を理解しようという気持ちが大きくなりつつあるものの、適切な情報が届いていないために製品だけが一人歩きしているように私は感じます。来院される患者さんの中には「頑張って磨いているのに、磨き残しができてしまう」という言葉を聞くことがあります。まずは、「磨いている」と「磨けている」の違いを指導するところから私は始めています。違いを分かって頂くためには、患者さんに合った正しい清掃用具の選択・テクニックを患者さんの負担にならない範囲で説明することが大切です。また、私たち歯科衛生士が、ブラッシングテクニックや清掃用具について熟知することも重要です。テクニックがあっても、道具に対する知識がなければダメです。反対にどれだけ良い道具や知識を持っていてもテクニックがないとダメです。今回、C U R A P R OX(クラプロックス)というスイスメーカーの清掃用具を学ぶ機会がありました(図1)。スイスでは、実績を積んでいる清掃用具のメーカーです。まず驚いたのは、歯ブラシの「毛の本数」です。通常歯ブラシの毛の数は600本くらいですが、このC U R A P R O X歯ブラシ「C S s m a r t」の毛の数は1 0倍以上(図2)の7 6 0 0本!いざ使用してみると、今までにない磨き心地で、毛先が歯肉に当たる感覚が良く分かりました。カラーのラインナップも素敵で、視覚的にも魅力的な歯ブラシでした(図3)。ブラッシングテクニックとしては、毛先を歯肉と歯面に半々に当て歯肉溝に毛先が入っていることを感じながら、小さな円を書くように磨きます。「毛が踊るように」とも指導されました(図4)。図1CURAPROXを学びに図2 CURAPROXブラシの毛の数図3CURAPROX歯ブラシカラーラインナップ一般的な歯ブラシクラプロックス歯ブラシCURAPROXを学びにチェコを訪問。CURAPROXのトップ講師、Dr.セデルマイヤと。一般の歯ブラシは600本程度なのが、CURAPROX歯ブラシは10倍以上の7600本。CURAPROXのカラーは、視覚的にも患者さんのモチベーションを上げる。特に女性の方。図6IAPプライム(プローブ)図7他の歯間ブラシ使用中IAPプライムを使って歯間のサイズを確認し、患者さんに合ったサイズを提案する。セルフケアの際、使いやすいようにチャートを用意しTBIを行う。メインテナンスに来られる際、隣接面に必ずプラーク・歯石がついている。