Dental Products News218

Dental Products News218 page 19/28

電子ブックを開く

このページは Dental Products News218 の電子ブックに掲載されている19ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
Dental Products News218

いつでもTKロングバーでエンド三角を除去することが先!いつまでも、エアスケーラーで時間をかけてはいけない。スケーラーの先が4mmでも5mmでも入ったら、入り口からそこまでの規制しているエンド三角を除去してから、再びエアスケーラーを使うように心掛けることである。エアスケーラーでガッターパーチャを取ることは、そこにTKロングバーの入る空間を作っているのである。直線形成が与えられると根尖付近まで見えるようになるこうして「根管形成の三要素」の一つである直線形成が徐々に根尖方向へ伸びた結果、いつの間にか根尖近くまで形成が進んでいたり、根管形成が終了したり、ということになるのである。TKロングバーによる直線化の距離を延ばすことで、光が容易に根尖まで届くようになり、マイクロスコープで根尖付近まで見えてくるのである。結果としての根管口入り口の規制している壁を落とすことが先で、そのあとにトリプルファイルを持って根管内に入れると、必ず先へ進んでくれる。ガッターパーチャを取るのも根管形成するのも同じで、入り口のエンド三角を落とすことによって、器具は規制されることなくいつの間にか根尖まで届いてくれるものなのである。エンドの秘伝である。図10マイクロスコープ24倍で見た近心頬側根管内。図11同様に遠心頬側根管。まっすぐ前方にガッターパーチャが見える。図12同様に口蓋根管。図13ジャスティⅢで作業長測定後、確認のためのコンピュレイ画像。図14近心頬側根管から第4根管方向へフィンが伸びている。図15フィンを削除して、近心頬側根管を口蓋側方向へ広げる。図16パイオキュアーにてイオン導入。一回に500μAで5分通電。図17根管をマイクロスコープで見て、一番膿の状態の悪い根管に通電。図18次回、二重仮封を取って、最初にマイクロスコープで根管内の膿の顔つきを見る。