Dental Products News216

Dental Products News216 page 8/28

電子ブックを開く

このページは Dental Products News216 の電子ブックに掲載されている8ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
Dental Products News216

サクセスフル・エイジング実現に向けて!歯周治療の治療長谷川嘉昭長谷川歯科医院?東京都中央区開業川崎律子歯科衛生士?長谷川歯科医院勤務今からちょうど50年前の昭和40年の日本人の平均寿命は、男性が67.74歳、女性が72.92歳であったものが、今や男性が80.50歳、女性は86.83歳と、とても早いスピードで世界一の長寿国となりました。「人生60年」の時代から「人生90年」の時代を迎えようとしているのです。しかし平均寿命はのびたものの不健康期間も伸びたということが現実で手放しで喜べないものがあります。寝たきり・痴呆症・虚弱高齢者の数は、厚労省の推計では平成5年当時の200万人から、今から10年後の平成37年では2.6倍の520万人に膨れ上がると予測されています。高齢期を健康で快適に暮らすことはもとより、医療費や介護給付費の増大を防ぐ意味でも今、「健康寿命をいかに伸ばすか」は国家的命題と言っても過言ではありません。ここのところよく耳にするサクセスフル・エイジング。「サクセスフル・エイジング」とは、加齢することに抗うのではなく、年齢と共に老いていくことを認識し、受け入れながら社会生活にうまく適応することを言います。19 8 7年にアメリカの『サイエンス』誌で発表されたジョン・ローン(老年医学者)とロバート・カーン(社会科学者)の共著論文ではサクセスフル・エイジングの条件として、次の3つの要素が挙げられました。?病気や障害がない、あるいはリスクが低い?高い身体的機能と精神的機能を維持している症例142歳・男性図1:体重は120kg。糖尿病、高血圧、糖質異常症に罹患しメタボリックシンドロームと診断された42歳男性。主訴は咬めない。歯肉は発赤、腫脹し重度の歯周炎に罹患。歯の動揺、移動から咬合位は不安定。図2:初診から4か月。歯周基本治療後再評価時。全身疾患と歯周病の関連を理解し、全身の健康確立につなげたい。図3:初診時。確実な細菌コントロールを期待して、ソニッケアーをすすめた。図4:ブラッシング法を指導。図5:センシティブブラシ使用1週間。図6:センシティブブラシ使用2週間。図7:センシティブブラシ使用2週間時の染め出し。図8:歯肉辺縁の炎症が軽減したためインターケアブラシに交換。