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新型ソニッケアー「今、ブラッシング指導に求められる意識改革とは」林丈一朗明海大学歯学部口腔生物再生医工学講座歯周病学分野准教授ブラッシングの現状その個々の患者において、できる限り簡便で楽に歯間部のプラー歯科疾患実態調査の結果によると、歯を毎日磨かない人は1969年当時20%近く存在したが、2011年には約3%にまで減少している。また、毎日歯を磨く人のうち、1日1回しか磨かない人は減少する一方、1日2~3回磨く人は増え続け2011年において70%を越えるようになってきている(図1)。このように、国民はブラッシングの重要性を認識しているにもかかわらず、成人の8割以上が歯周病に罹患しているというのが現状である。多くの歯周病患者は、歯を磨いていないのではなく、磨けていない。その最大の問題点は、歯間部のプラークコントロールが難しいことにあると考えている。求められる意識改革歯間部のプラークは、フロスや歯間ブラシを用いることにより除去することは可能であるが、技術的にうまくできない人も多い。特にこれからの超高齢社会においては、そのような人たちは増加の一途をたどることが予想される。これからのブラッシング指導においては、クまで除去できる方法を指導していくことが求められている。ソニッケアーの活用歯周病患者に対するブラッシング法としては、バス法が一般的に指導されている。バス法においては、1部位につき小刻みな振動で20往復とされているが、特に高齢者では手用歯ブラシで行うのは難しい。ソニッケアーは、1分間に31,000回振動するため、歯面に当てるだけで、これが可能になる。テーラーメイド型電動歯ブラシフィリップスのソニッケアーフレックスケアープラチナプロフェッショナルは、テーラーメイド型電動歯ブラシとして販売されており、本体しか梱包されていないため、歯科医師または歯科衛生士がそれぞれの患者に合ったブラシヘッドを選択する。ブラシヘッドの種類と特長を以下に説明する。●ダイヤモンドクリーンブラシこのブラシを横から見ると、先端の毛が長く中央に向かうにした図1歯ブラシの使用状況(毎日みがく人)図2ダイヤモンドクリーンブラシ図3ダイヤモンドクリーンブラシを使用する際のグリップ1日1回しか磨かない人は減少する一方、1日2~3回磨く者は増え続けている。ダイヤモンドクリーンブラシの正面、側面、ブラシ部拡大。ダイヤモンドクリーンブラシを用いて毛先を歯間部に挿入する時には、下顎ではペングリップで把持すると行いやすい。図7インターケアーブラシ図8インターケアーブラシの症例図9インターケアーブラシを使用する際のグリップインターケアーブラシの正面、側面、ブラシ部拡大。インターケアーブラシを用いた症例。インターケアーブラシは、上顎も下顎も簡単なパームグリップで使用できる。