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インプラント治療での簡便で効果的なセルフケア中村社綱インプラントセンター・九州?熊本県熊本市開業長期安定したインプラント治療を行うためには、事前にリスクの評価を行うべきである。特に注目しておきたいのがインプラント周囲炎で、その発症にはいくつかの要因が考えられる。1患者の抵抗力の低下2元々がぺリオ患者の場合重度のぺリオ患者は、健全な患者に対して10年生存率が10%も3悪習癖(パラファンクション)パラファンクションは、インプラント周囲炎の修飾因子となる。4喫煙喫煙はインプラントの予知性に関与する。しかもぺリオ&喫煙の複合的なリスクはより高い。低下する。図130歳・女性図2図3治療計画Case1初診時4ヶ月後に結婚式を控えている。結婚式までに最終補綴を行うためには、抜歯即時インプラント法を検討。図4Single teeth Extraction図5補綴物主導のインプラント埋入計画●インプラント治療の約10%を占める●条件が整えば、抜歯即時インプラントで審美回復は可能●即時修復が骨レベルの安定に有利といった意見もある●期間の短縮はコスト的にも有利●ヘビースモーカーはリスクが高いサージガイドで埋入位置がずれないようにすることもリスク排除のためにできること。図6ガイデッドサージェリーを成功させるための術中注意点●インプラント埋入位置のずれ(テンプレートの固定テクニック)●過度な発熱・埋入トルクによるオッセオインテグレーション不良(インプラント窩形成のためのドリリングテクニック)●埋入時の初期トルク不良(骨密度の把握とインプラント埋入テクニック)図7インプラント埋入後に即時修復理想的な位置に埋入できた。図8最終補綴物のためにプロビジョナルで軟組織のマネージメントをおこなう。図9最終補綴物作製へ移行(術後2ヶ月)清掃性を考慮した補綴物形態をとる。図10メインテナンス期図11セルフケア審美的なエマージェンスプロファイル。この状態を維持させることが重要。長期の口腔清掃の徹底が不可欠である。ソ二ッケアーとインプラント用ワンタフトブラシによるシンプルな清掃法により、忙しい患者でも高い清掃能力をキープできる。