ブックタイトルDental Products News212

概要

Dental Products News212

で仕上げを行いバイオフィルムの除去を行っておくと、キャビテーション効果により印象当日は炎症ができるだけない状態で迎えることができるので綺麗な印象が採れることも実感しました。メインテナンスに入り、レジン固定を行う場合があります。その時に、多少、歯牙の動揺を伴うことがあります。通常であれば、コントラで歯面清掃・研磨を行いますが、コントラだとヘッドで視野の確保が難しく最後臼歯などがうまく当てることができず、届かないということが多くありました。このユリーはヘッドが小さくネックの部分が長いので、歯牙もしっかり確認しながら使うことができて使いやすいです。キャビテーション効果で分岐部や縁下プラーク（深くない部分）も除去できています。さらに、歯牙に対する振動もほとんどなく使用することができます。染め出し液や軽いステイン除去当院はオフィス街にあり仕事の合間に来院され、戻られた後に大切な会議や打ち合わせ、接客を控えている方が多いので染め出し液を使用した後は粘膜に残らないように気を付けていましたが、ユリーを使うことにより、口腔内に残っている染色液と一緒に軽いステインも取れ、軽いステインであれば研磨剤なしで除去できます。以前は研磨剤を使用していましたが、ユリーだと研磨剤のように粒子が残りザラ付くこともなくなりました。そればかりか、使用後には舌で口の中を触り「あ～！！ツルツル」と笑顔でこちらを向いてくれるので、私も自然と笑顔になります。血餅の除去スケーリング後は、炎症により出血を伴いますので口腔内に血餅が残ります。今までは3wayシリンジで洗い流していましたが、ユリーを使用することで歯面研磨と血餅の洗浄が同時にでき、診療の効率化にもつながります。血餅の洗浄を確実に行うことにより治癒促進が期待できます。また、インプラントを入れた患者さんにユリーのブラシ小を使ってスケーリング後に使用することにより、縁下プラークのコントロールにもつながりますし、インプラント粘膜周囲炎の予防になればと思っています。今後は矯正からインプラントまで、幅広く活用していきたいと思っています。症例3：歯面清掃と血餅の除去図10図11図12リコールで来院。プラークは比較的少ない。スケーリング後血餅が見られる。ユリーで洗浄しながら歯面研磨。血餅・プラーク・ステインも綺麗に除去できました。この状態を維持できるように伝え、動機付けにも繋がります。症例4：インプラントメインテナンス図13図14Fブラシ小Fブラシ大Mブラシ小Mブラシ大ユリーブラシ各種インプラント上部ネジ穴には、Ｍブラシ大が使いやすい。