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根管内はサリーで洗浄するイオン導入器の使用イオン導入で象牙質全体消毒根管内の洗浄はサリーの先にK3用ホルダーH02を付け、そのホルダーの先にK3の0.04テーパー#30を付けて根尖まで洗浄する。洗浄であるからサリーの先からは充分な注水が出ていなければならない。そこでメスシリンダーで1分間の注水量を測ると、なんと90cm 3以上の注水が出ていることが解る。これで5分間充分な洗浄をしていく。根管治療薬も昔から種々たくさん歯科に出回っているが、何のために薬を使うのだろう?薬を使って根管内のばい菌をやっつけようという気持ちは解るが、根管内だけをきれい(?)にするだけで良いのだろうか?機械的な削除だけでは取りきれないものに対して、薬に頼ることで良いのだろうか?薬剤に頼らない方法はないのか?そこでイオン導入により、根管内だけでなく歯冠部も含めて、象牙質全体を消毒しようとするのが、現代のイオン導入法である。かつて40年ほど前から、臨床では大谷満先生が歯内療法でイオン導入の活用を教えておられたが、いつの間にかすたれてしまった。その後、ナルコーム社から新たなパイオキュアーとして出てきたのである。図10毎分90cm 3以上の注水があることが解る。図11 K3は根尖までの長さを測り、そこまで届かせて洗浄する。図12先端を上下に動かしながら、洗浄する。図13新製品・ナルコーム社のパイオキュアー。図14パイオキュアーの先に付ける炭素チップと図15マイナスの炭素電極は、デンタルガーゼステンレスチップ。(滅菌済)で包み、濡らして使用する。図16#36にイオン導入。図17根管内にステンレスチップを入れて通電。図18イオン導入が終わったら洗浄後根管バキュームで吸引。