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今まで知らなかった3次元の世界。デジタル化によって、私のモチベーションが変わった。岩坂仁先生いわさか歯科医院/北海道函館市開業Xera Smart 3DInterview治療経過が楽しみ!毎日の診療が楽しく、わくわくする!多少の不便はあるもののデジタル化に移行する理由はなかった。平成4年、現地に開業しました。当時はもちろんデジタルレントゲンなどが存在しない時代でした。手現像によるレントゲン処理は、現像液等の交換や管理、廃液の問題の他、特に北海道という土地柄、室温管理が難しく、それによってフィルムが黒かったり白かったりと安定しない場合があったり、スタッフによっても差が出たりと、さまざまな不便はあったものの、それが「普通」なことでした。また、私もスタッフも、手現像でのレントゲンが仕事の一部であり、大きな問題と感じたことはなかったというのが、今までアナログのレントゲンを使ってきた理由でしょうか。しかし、相次ぐメーカーのフィルム製造中止を聞くにつれ、今後が不安になったことが、デジタルレントゲンを考える大きなきっかけとなりました。難治性根管やインプラントや再植も積極的にできるようになった。今回当院が導入した機種は、パノラマとCTが1台で撮影できる『エクセラスマート3D』と、デンタルをデジタルスキャニングする『ビスタスキャンミニ』です。デジタル化にして一番変わったことは、私のモチベーションです。これまで残存する天然歯を保存することを目的に、インプラントや再植治療は患者さんから要望されれば行う程度でした。北海道は95%以上が保険治療なうえ、「絶対に安全なケース」に限っていましたので、自由診療の大きな外科手技は積極的に行ってはいませんでした。『エクセラスマート3D』CT画像で3次元的に診断することで、ドナーサイト、レシピエントサイトの形態が事前に詳細に判ることで、移植・再植そしてインプラントはiPadで術前・術後の説明などをしながら、説明も行っている。より確実な手技となりました。また、インプラント治療においても骨の形態・密度なども考慮しPRPなどを併用した治療計画も立てられるようになりました。これは難治性根管や歯周疾患など日常臨床においても同様です。今まで2次元での診断力をアップしながら、経験に頼った手技を行い、経過もなんとなくあやふやだったものが、CTで3次元的に確実な診断ができ、自信をもって行える手技、そしてどのように治癒したのか、骨再生したのか、結果が明確に判るようになり、私自身も予後が楽しみ、毎日の診療がわくわくし、歯科治療が楽しくて仕方ありません。より患者さんに判りやすい説明を。ユニットサイドのモニターには患者さんご自身のデータを、iPadには術前・術後の治療のイメージなどを出しながら、より患者さんに判りやすい説明を心がけていまフィルムメーカーの製造販売中止がデジタル化の大きなきっかけとなった。パノラマ・デンタルのデジタル化は、今まで普通だと思っていた現像時間・手間などが一切かからなくなり、その恩恵は大きいと実感する。す。今ではデジタル機器を大いに活用した診療を行っています。