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ドイツDMG社歯面コーティング材「アイコン」の活用MI治療における待望の製品アイコンの活用渡辺理平夏堀礼二夏堀デンタルクリニック/青森県八戸市開業現在、歯科界ではM.I.「ミニマルインターベンション(Minimal Intervention)」の考え方が大きく浸透してきている。つまり、虫歯の治療において、歯質や歯髄のダメージを最小限に抑え、本当に必要な部位のみ修復する考え方である。以前では初期脱灰部(ホワイトスポット)も削られて、修復されることも多かった。今回はシーラントに代わる平滑面の予防充填材料「アイコン」(Icon)を用いた治療法を紹介したい。低粘度の光重合レジン「アイコン」がエナメル質図1図2隣接面図3酸によるエナメル質の脱灰。アイコンによるエナメル質の補強により、酸をブロック。歯面コーティング材「アイコン」。図4図5図6アイコンスターターキットです。操作性に優れています。図7隣接面用チップを使用すれば、より効果的に塗布できます。図812歳男性。矯正治療中。下顎唇面と隣接面のホワイトスポットを主訴に来院。図9ガムガードを行います。ウェッジを歯間部に挿入すると、より操作性が向上します。図10アイコン・エッチを処置面に適量塗布します。隣接面には専用チップを使用します。図11アイコン・ドライを処置部位に塗布し、30秒間放置し乾燥させます。図12アイコン・インフィルトラントを処置部位に適量を塗布し、3分間放置します。光重合で40秒以上照射し、硬化させます。隣接面チップを両隣在歯の歯間部に挿入したままアイコン・インフィルトラントを処置部位に適量を塗布し、3分間放置します。光重合器で40秒以上照射し、硬化させます。アイコン処置後、ホワイトスポットは目立たなくなっています。