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ドイツDMG社咬合採得材料「ルクサバイト」の活用Material Innovation(LuxaBite)中村健太郎補綴臨床総合研究所山本司将やまもと歯科醫院/愛知県額田郡開業咬合採得は日常臨床において補綴装置製作時など頻繁に行われ、かつ非常に重要な治療の1つである。咬合採得に問題があれば咬合器装着が失敗し、補綴装置の咬合状態が口腔内に適合しない。どれだけ咬合接触状態を考慮して製作された補綴装置であっても、咬合調整と称して咬合面を削合された補綴装置は本来の機能(咀嚼機能)を発揮できない。我々は2011年1月にヨーロッパの最新補綴事情を視察するためにドイツで研修を受けた際、紹介された咬合採得材料がルクサバイトであった。しかし当時、DMGの代理店であるヨシダに日本導入をお願いしたが当面入手が不可能である旨を告げられた図1ルクサバイト(ドイツDMG社)。図2表1咬合採得材料に求められる物性?硬度が高い?破壊強度が高い?寸法安定性に優れている?トリミングが容易である?生体適合性が高い?硬化時間が短い?咬み込み抵抗が少ない?滅菌・消毒が可能である?長期保存で寸法変化が少ない図376歯間部の食片圧入を訴えられた患者である。図4印象採得前の口腔内。咬合採得にルクサバイトを支台歯のみに使用。図5咬合採得に従来のシリコーン系咬合採得材料(オーバイト)を全歯列に使用。