Dental Products News209

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②ブラシヘッドが専用の形状をしていて、 よりブラシが到達しやすい。③ボディ自体が女性の手の大きさにフィット し、スリム化されている。①に関しては、ルーティーよりも振幅が大きいため、より短時間に効率よく歯面清掃が行える。そのため長時間器具を入れていることが難しい患者や、小児に対する清掃にも効果を発揮する。②は以前のヘッドの形状であると、舌・口蓋側などでブラシが届きにくい場合もあったが、ユリーのヘッドの形状では到達しやすくなっている。また新開発のブラシは4種類ある。その中でもスリムな形態のブラシは、矯正器具の隙間にも無理なく到達することができる。③はユリーの開発コンセプトが歯科衛生士専用器具ということで、女性が使用していても疲労しにくい形状になっている。またグリップのシリコンはカラーが5色あるので、歯科衛生士によって色分けすることができる。もちろんこのシリコングリップもそうだが、本体を含めすべてのパーツをオートクレーブ下にて滅菌することができる。当医院では、DACユニバーサルにて滅菌を行っている。また予防治療のみならず実際の臨床治療の中では、補綴物装着後の歯牙表面に付いた細かいセメントの除去や支台築造前の支台歯内面の清掃、炭酸ガスレーザー照射後の歯肉炭化層の除去にも活用することができる。ユリーは今まであるようでなかった、PTCに特化した歯面清掃用ツールであり、効率良く予防治療を行うには優れた器具である。図14修復物装着前にユリーにて窩洞部分を清掃し、プラーク等を除去しておく。図15修復物装着時。余剰セメントが残存し、歯牙に付着している。図16ユリーにて余剰セメントを除去する。図17ユリーにて余剰セメント除去後の状態。残存していたセメントはきれいになくなっている。症例4: 修復物装着前の清掃および余剰セメント除去に用いた症例小児臼歯部咬合面プラーク染め出しを行うと、裂溝部分にプラークが付着しているのがわかる。ユリーのみで、染め出し部位を清掃。裂溝に入り込んだ染め出し部分もきれいになっているのがわかる。図18 図19症例5: 小児の口腔内清掃に用いた症例プラークの付着が認められる矯正患者。プラークの染め出しを行った状態。ブラケット周囲やワイヤー直下にプラークの付着が多く認められる。図20 図21症例6: 矯正患者の口腔内清掃に用いた症例ユリーのみで、染め出し部分のプラークを除去。図22専用のヘッド形状により、従来だとブラシが届きにくい部位にも、到達しやすい。ユリーのみで染め出し部分清掃後の状態。図23 図24アップにした状態。ワイヤー直下まで染め出し部分がきれいに除去されているのがわかる。図25