Dental Products News209 page 5/28

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概要：
Dental Products News209

プラーク除去が可能になったことは、大変嬉しいことの１つです。最後臼歯遠心面はとても狭い部分であるために清掃器械が入らずタフトブラシで除去していました。そのため全顎的に清掃器械でプラークを除去した後、タフトブラシに持ちかえるという手間により除去に時間がかかっていました。ユリーでは従来の清掃器具と比べ、図２の通りブラシホルダーが長くなっています。そのため最後臼歯遠心面にも容易に届きます。またブラシの角度もワンタフトやプローブの角度に近いため遠心部が清掃しやすいです（図6）。さらにサブソニックの効果を効率よく伝えるようになったので、清掃力がアップしています。またロビンソンブラシと比較するとネック部分が短くブラシが小さいため口が大きく開かない小児や顎関節症をお持ちの方にもおすすめです（図8・9）。その他の活用法としては、半萌出智歯と臼歯部の間（図10）、複雑な補綴物周囲（図11）、根面板周囲（図12）、小窩裂溝やブラケット周囲（図13～15）のプラーク除去に有効です。また以前のSUSブラシと比べ清掃力がアップしたことにより、柔らかい縁上歯石の除去も可能になりました（図16・17）。ステインにも無水下で研磨剤とブラシを用いることにより歯面に優しく短時間で落とせるようになりました（図19～22）。TBI時行う染め出しにおいては粘膜に赤い液が残り、綿球で拭いても完全には落としきれず、きれいにしたはずの歯が再び染まることで患者様に不快な思いをさせていましたが、ユリーのブラシを軽く当てると綺麗に全て落とすことができます（図23・24）。ユリーの活用で今後ますます当院のプロケア内容は充実していきそうです。ルーティー+SUS ブラシ：遠心部に当てるが届かない。図4ロビンソンブラシ：遠心部に当てるが届かない。図5ユリー+ ユリーブラシ：ネック部分の角度が１１０度になったことにより当たる。図6親知らずと第二大臼歯間。図10根面露出し形態が複雑になった補綴物周囲。図11根面板周囲の清掃。図12軟らかい付着し始めの歯石。図16 図17音波効果（サブソニック振動）によって発生する泡により、清掃力がアップ。図18赤く染まった粘膜と歯牙。図23ユリーで除去後。ユリーを使用して赤染めを除去。図24ステイン除去後。図22