Dental Products News209

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ています。一方、振り返ると移転開業をしなかったら、もしかしたら歯科衛生士が1名もいなくなってしまっていたかもしれないと思うと恐ろしさを感じます。私にとってのターニングポイントは4年前の予防歯科医院への見学会でした。それ以来、歯科医師としての人生が大きく変わりました。今では患者さん、スタッフに毎日感謝しながらとても有意義な日々を送っています。以前は良いスタッフが大勢いることに感謝するなど想像もできませんでした。辛かった日々をたまには思い出して、今後もスタッフを大切にし、予防の大切さを一人でも多く患者さんに知ってもらえるように医院全体で取り組みたいと思います。旧医院歯科医師としての見方治療主体でメインテナンスは希望者のみ。治療が多く、体力の消耗も激しい。他医院との差別化も非常に難しい。一言で言い表すと「補綴物を販売している」診療室としての見方治療が主なので、明確な目標がない。目標がなく長時間の診療をしている。診療時間は10時間!!データがないので、自分たちの仕事の評価もできない。目標や将来像がないのでスタッフもやりがいを感じない。経営者としての見方収入はそこそこあるが、常に色々な不安が付きまとう。(自分の体調、近所のライバル、スタッフの確保・・・・)不安が多いため、設備投資に踏み切りにくい。ハッキリ言って、経営者というより肉体労働者である。地域住民のことまで考えている暇はない=見放される時が来る。新医院歯科医師としての見方メインテナンス中心で、治療のみの方は基本的に断っている。患者層が変わり、以前は来院しなかった層の方(乳幼児、若い女性、検診目的の方、親子や家族連れ)が多く来ている。他医院との差別化は容易である(患者にも他と違うと言われる)。一言で言い表すと「健康で過ごせるためのサービスを提供している」診療室としての見方メインテナンス中心で、短期的・長期的な目標がある。目標を持ち短時間の診療をしている。診療時間は7時間半!!データに基づいて自分達の仕事や診療室の評価ができる。目標や将来像がわかりやすいのでスタッフもやりがいを感じる。経営者としての見方法人なので収入は限られるが、不安は少ない。(ライバル不在、多数のスタッフ、勤務希望者の増加・・)将来のビジョンが見えてくるので設備投資もしやすい。患者のため、スタッフのため、医院のために地域住民の健康を守っていこうという考え方が生まれる=賛同者が増える。新旧医院における意識の違い比較今回、親子で体験できるスペースを作った。?扉を開けると?ユニットがでてくる。訪問歯科診療用ユニット『カルフェ』を設置し、職業体験も可能。?扉を開けると?キッチンに。食育も学べる。?キッズ(左手)と成人(右手)は診療室入口が別々になっている。 ?キッズ受付 ?虹のかかる通路を抜けると?待合室に。 ???? ???? ?キッズ全体と0~3 歳児総数■キッズ全体 ■0~3 歳児当院は定期的にチェアーを増設しており、またそれに伴い患者数も増加しているのがはっきりとわかる。定期管理型予防の実施=安定した患者増=機械購入という流れが明確になっている。患者数推移7年間に来院した初診の数と定期管理への継続率(成人・キッズ)総患者数キッズ患者数移転前2011年2012年2013年2014年脱落者約10%初診者のうち、定期管理に移行した成人・キッズを合計した継続率は9 0%、移行しなかったのは10%だった。移転前2011年2012年2013年2014年総数997 名▲定期管理型予防歯科スタート▲定期管理型予防歯科スタート成人は4 倍キッズは7 倍継続率約90%