Dental Products News208

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管形態を維持しながらの形成が可能となる。そしてこのシステムの最大の特徴が専用のエンジンである。Reciprocating Motionの欠点を最少にしながらその利点を最大に引き出し、連続回転の特徴を継承している。つまり、ファイル破折を防止しながら切削効率を高め、デブリスの押し出しを最小限に抑えている点である。具体的には形成中に過剰な負荷が掛からなければ、600°正回転しその後一旦停止しまた600°正回転することを繰り返し行い、いったん負荷が掛かれば370°正回転した後に最大50°逆回転するReciprocating Motionを繰り返す。勿論これらは各種根管形態により自動的にこのような対応となる。今までのTFファイルの弱点であった、ファイルの伸び、そして破折をこの“Adaptive Motion”によって解決されることとなった。またこのエンジンは今までの各種ロータリーファイルにも対応している。推奨されているファイルサイズは、小さい根管ではSMキットでSM1 #20/.04(青) →SM2 #25/.06(黄) → SM3 #35/.04(赤)、中間サイズから大きな根管ではMLキットでML1 #25/.08(青) → ML2 #35/.06(黄)→ ML3 #50/.04(赤)がある。このシステムは特に大臼歯や小臼歯の湾曲根管では非常に有効的であり、またイニシャルトリートメントの抜髄から再根管治療での仕上げの形成に最適であると考えられる。図13SM2(#25/.06)での形成。図14SM3(#35/.04)にて最終形成。図15根管充填後。図10#15Kファイルのデンタルレントゲン写真では根尖部に限局した湾曲が見られる。図11SM1(#20/.04)からフルレングス形成を開始。図12SM1での形成後にSM1を根管内に挿入しデンタルを撮影し根尖部の形態維持を確認。図74 遠心にカリエスがあり、自発痛を有していた。図8#10Kファイルでネゴシエーションを行った。図9#15Kファイルにて作業長を決定。症例:主訴等