Dental Products News208

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 T K ロングバーは根管の中で使用するため、発熱や歯根膜やけどには十分な配慮が必要である。そこで、コントラは等速コントラを使い、しかも先端をF G の先に取り換えて、T Kロングバーが装着できるようにして使用する。実際の臨床では毎分6 , 0 0 0 回転を使い、等速でも低い回転数で入り口付近の規制している内側壁を除去する。 毎分6 , 0 0 0 回転で注水を行った場合、バーに注がれた水は回転遠心力がかからず、バーに沿って先のほうへ流れていき、最後にT Kロングバーの先端からまっすぐ先のほうへ飛んでいく。その回転数を超えると回転遠心力で周りに飛び散ってしまう。歯内療法では根管内に注水したいので、6 , 0 0 0回転で注水、洗浄、冷却が、一番良い。 最初に、コンピュレイで術前Ⅹ線写真から作業長と、エンド三角の位置・量を確認しておく。このことは大変重要なことで、特にこの時近心歯頸部で1 m m 以上の厚みを確保しいることを意識したうえで、エンド三角を診査しなければならない。あとは根尖方向と逆の入り口の内壁、入り口の規制している内壁を、T Kロングバーで削除する。図1 4  それを根管湾曲に沿って点を入れていくと、確実なエンド三角が現れる。図1 3 根管口の線から湾曲の終わったところで結ぶと、単純なエンド三角が見えてくる。図1 5  遠心根管のエンド三角の位置と量。図1 7  それぞれの根管にT K ロングバーを入れエンド三角削除後の様子を見る。図1 6  F GコントラにT Kロングバーを付け、毎分6 , 0 0 0 回転でエンド三角を削除している。図1 8  T Kロングバーを入れた、エンド三角削除後のコンピュレイ画像。図1 2  その歯冠部の先から、根管口に向かって線を入れる。図1 1  根尖から直線にできて、近心歯頸部より1 m m以上確保できる線を入れる。図1 0  左下# 3 6 の歯内療法に戻ろう!コンピュレイでエンド三角の位置と量を確認してから使う回転数とTKロングバーに注がれた水TKロングバーは等速のFGコントラに付けて使用する