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▲▲図18頬~口蓋側の最大幅径図19根管長の測定し予測する図203D画像からも診査し予測を立てる21.42mm21.59mm8.06mm頬口蓋側の歯根の最大幅径を計測し、除去時に役立てる。3D画像からも根管長を予測し参考にする。図21切端からポスト底までの長さ図22歯頸部から根尖端付近までの長さ図23水平断面から根管拡大・形成のために診査~診断する13.64mm11.63mm除去のために切端からポスト底までの長さ。穿通のために歯頸部から根尖端付近までの長さを知る。デンタルでは得にくい情報、矢状面ともう1つ水平断面からの情報を得ておく。処置の遂行に欠かせない部分である。図24カーソル図25水平断面からの診査~診断するカーソルを合わせれば色々な情報が生まれ得ることができる。また色々な角度を変化させても回転させても情報を得ることは可能。水平断面にて近遠心径を計測、歯髄の一番大きい部分の厚みと、どの程度の拡大が可能であるかを検討する。近遠心径は、髄腔が大きく広い場合、1/3部分が拡大可能と考えている。この場合は、3.58mm÷3=1.19で約#120となる。実測では#110程度の空間であったので目安を立てて、その部の拡大を遂行する。図26 27水平断面からの診査~診断する図28図27上顎犬歯における窩図洞29外形の設定▲▲3.58mm5.13mm頬口蓋的に上顎中切歯と側切歯、そして上顎大臼歯の口蓋根以外は、平均的に1/4部分の拡大が必要とされることが多い。それ故、実測値の5.13mm÷4=1.28の約#130が本症例の空間の最も髄腔の太い部分と考えられ目安と予測を立てておく。上顎犬歯における窩洞外形の設定は、近遠心的に卵円形をイメージし、頬口蓋的に楕円形を意識し前歯と小臼歯の二つの小型版の要素を兼ね備えていることを忘れず拡大・形成を進める。図28中心軸を考えた近遠心的頬口蓋的髄腔開拡図29水平断面からの診査~診断する3.13mm軸中心を考慮歯質の厚みと中心軸を考えた近遠心的、頬口蓋的髄腔開拡を行い、起炎因子の除去に徹する。この窩洞外形は、水平断面を根管口から根尖端部まで起動させて断面を見ていくと、設定が可能となる。知識的推測~実測的予測へ移行できる。頬口蓋的に楕円形を意識できなかった所なのか?または自然に膨らんでいた部分なのか?定かではないが近遠心に拡大が進んでいる。この部分は、拡大度のポイントの1つになる。頬口蓋のこの部の拡大目安は#70~80と考えると、過剰拡大になる可能性があるため工夫が必要となる。図30デンタルX線写真図31ファイバーポストコアー試適時図32メタルセラミッククラウンセット術前根管長測定時根充時CTによる診査による情報を基に始める。EMR時には緩やかではあるが彎曲しているため予想通りに進めるには難しいところがありそうだとわかる。ファイバーポストコアー試適時。症状もなく経過しているので、セット後印象に入る。メタルセラミッククラウンセット時。経過を確認していく。