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見える、手が届く、湾曲が修正される先にエンド三角を除去することにより、今まで湾曲部分までしか入らなかった#2 0トリプルファイルが、スッと根尖付近まで簡単に届いてしまう。近心頬側根管のエンド三角は入り口からの近心頬側内壁であるため、この壁を落とすことにより肉眼で見え、より近心頬側からの仕事になり、湾曲が修正されて根管形成がしやすくなる。最初にコンピュレイでエンド三角を診査しかし、なんといっても歯内療法にかかる前に、最初に術前のエンド三角の場所と削除量をコンピュレイのⅩ線画像の距離計測機能を使い、把握確認しておくことが重要である。この距離計測機能により、術前に作業長を知り、なおかつその延長で近心頬側根管のエンド三角の量を把握できることは、まさに科学的歯内療法といえる。TKロングバーが使えるように、あとは一気にエンド三角除去エンド三角除去には、TKロングバーで一気に削除することが歯内療法の早道である。しかし、いきなりは使えない。まずパイロットファイルが最初にどこまで入っているかを把握しておき、その長さまでをオリフィスオープナー.12テーパー#25、またはTFファイル.10#25で道を形成したあとでTKロングバーを使っていく。図10近心頬側根管と遠心頬側根管の、エンド三角の位置と削除量を知る。図11最初に#20トリプルファイルを入れると、遠心口蓋側から入っている。図12湾曲部分があるため、規制されて入っていかない。ここで細い番手にしてはいけない!図13このファイルでできたエンド三角を除去することが重要である。図14 TKロングバーを使い、近心頬側根管では近心頬側内壁を削除する。図15エンド三角を削除しただけでスッと根尖まで届いてしまう。図16そこでジャスティⅢで根管長測定プラス根尖幅の把握。図17太い根管にはK3が一番効率的で使いやすい。図18 K3は#20から#60まで、.04テーパーと.06テーパーがある。